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止ん事無き事情にて緊急入院そして手術の巻

病床からみる空

 かれこれ10年ほどのつき合いになるんだろうか。僕には身体的な問題があってそれを放置したままにしていたんだけれど、先日とうとう様態が悪化してしまったのですよ。

 耐えられない痛みに危険を感じたので会社の隣にある病院に駆け込む。診察時間が終わっていたけれど「もう無理」を必死にアピールしたところ急患として診察してくれることに。2~3時間ほどかかり、出された診断は「こりゃ手術しないとね」。そのまま手術&入院と相成った。

 手術についてありのままに感覚を書いてみる。

 痛さで手術前の検査中に嘔吐。だんだんと朦朧としてくる意識。どうにもならない、なんとかして。この苦しみはいつまで続くんだろう。運ばれる。ナースは天使。歪む天井、揺れる天井。目が回る。ドラマで赤く点灯するアレが見える。自力で手術台に移動できない。頑張るって言ったけど頑張れない。手術台の上の照明は宇宙船のライトみたい。いろんな器具つけられる。血抜かれる。背中に注射さされる。麻酔だ。ビリビリしてくる。さらに朦朧とする。静寂、静寂、痛みが消える。人間て凄い。世界は驚きに満ちている。頭でわかっているつもりのことは、体験してみて初めて確信に変わる。

 ということで麻酔といっても半身の部分麻酔だし、約1.5時間くらいで手術が終了したのです。痛みが続くことの苦しさ、痛みが消えることの喜び、双方を存分に味わうことができたし、タイミングとしてもいい時期ではあったので色々な方に迷惑をかけてしまったものの、良い体験であったことは間違いございません。

 その後6日ほど入院して昨日退院。おかげさまで早寝早起きにリセットされた。術後の痛みはまだ続いているものの、日常生活に大きな支障を与えるものでもなく、今日もご飯が美味しいと感じられることに感謝しております。

 とはいえ入院中に病院をこっそり抜け出してファーストフードを食べたらこれまで味わったことのない猛烈な胃痛を味わったので(事情が事情だけにナースコールできず一人で汗かきながら耐え抜いた)、食生活だけは当分気をつける次第にござるよ。

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