なかなか究極の選択

 まあきっと後から思えば究極でもなんでもないのでしょうが、起業するにあたり今勤めている会社を辞めようかどうかしばらく悩んでいます。

 収入面でいえば今の仕事を続けている限りある程度の貯蓄はしていけるので、一般的に言えば美味しい仕事ではあり、辞めるのは非常に勿体無いという気も少しはします。が、これはあくまで時間と引き換えに得ている収入であり、様々なコミュニケーション時間や余暇、創作意欲を削って得ている収入です。みなさんが寝ている時間帯も電話が鳴らないかどうかビクビクと毎日を過ごして得ている収入。人の3倍働いているのですから、収入も2~3倍になって当然なのです。また会社の状況から推測するに、この収入はあと2年も続かないものです。

 で、これまでの自分について改めて振り返ってみると、ずいぶんと長い間あまり裕福とはいえない生活を送っていた時期もあり、昨今のようにプチバブルな時期も送っていたりと、その収入たるや安定を見たことがありません。まあ若いうちの安定なんてクソくらえと思っていますが。

 我ながら面白い人生かと。

 で、人というのは(というか自分の尺度からですが)無いモノねだりなもので、隣の芝は綺麗に見えるものです。今の私には貧乏だけれど音楽で成功する希望に満ち、そして退屈すぎて死にたくなるくらい時間があった青春時代が輝かしくも思えたりします。

 そして今は、音楽で成功!ということよりは確度の高い「ビジネス」を私は株式会社という形でやろうとしているわけです。人生初の社長業です。

 成功するか失敗するか、やってみないことには分かりません。ただ分かることといえば、自分から何もしなければ何も変わらない、ということ。

 甘えを絶ち、逃げ道を断ち、(玉砕しないように)着実に一歩づつ前進あるのみです。