FF2ピクセルリマスター版をクリアした

Nintendo Switch版が出たので、やってみた。これまでもスマホ版を持っていたのだが、操作性があまりにも悪すぎてクリアに至らなかったのだ。

FF2はファミコン版をクリアしているので、基本的なストーリーは覚えていた。リアルタイムな当時には、与一の弓から那須与一を覚えたし、源氏装備から源頼朝を覚えたはずだ。

以下ネタバレである。

FF2はストーリー展開とキャラクターが好きだったが、今やってみるとかなり色濃くスターウォーズの影響を受けていることがわかったし、ラスボスたるパラメキア皇帝の最後のセリフが「ウボァー」だったということもわかった。

まず極論だが、帝国と反乱軍な時点でスターウォーズである。大戦艦はデススターだろう。敵のボスは皇帝。皇帝側につくレオンハルトは、ダークサイドに落ちたダースベイダーそのもので、皇帝の座を狙っている存在でもあった。

ストーリー全体は明るい話ではなく、どちらかといえば仲間の大半が死ぬという鬱展開だが、当時はそんなゲームはなかったと思う。成長システムもユニークだったし、FFシリーズ全体を通しても異色作なのは間違いない。

なお、ウボァーのシーンのスクショを撮り忘れたことにだけ、後悔している。

無駄こそすべて

いまは昔、とある渋谷のベンチャー企業を立ち上げた学生起業家さんがいて、その人はその当時に少し流行っていた社長ブログとかいうろくでもない雑文を書いては社員に読ませていたりしたわけなんだけど、その御仁の唯一のまともな記事のタイトルが「無駄こそすべて」だった。

無駄こそ全てってなんだよって感じだが、それはもうその言葉の通りなんである。

人間、齢を重ねると知恵が増すこととともに、気力・体力の減退もあって、無駄な行動というものをしなくなってくるのだ。

例えば買い物に行くにしても、まず何を買うかを決めてから出掛けるようになる。そもそも欲しいものが即日で手に入らなくてよければ、ネットで買うという選択をする。旅行するにしても緻密な計画を立てるようになるし、翌日を考えて泥酔するまで飲まなくなる。ギャンブルのような、一定の知識や経験と運がないと勝てない勝負をやらなくなる。投資信託は買うが、1円の値動きに一喜一憂するデイトレなどしなくなる。

そう、単純に人としての成長によって、目的意識を持って行動に移すという基本が身についてくるだけなのだが、それは同時に自分の思考、行動などを緩やかに制限し、視野を狭めることにつながっていくのだと思う。静かに死にゆくことと同じだ。

だからこそ今あのポンコツかもしれなかった渋谷の学生起業家で、年商10億くらいのときに負債が20億あって、倒産のゴタゴタ後にはひっそりと田舎に引っ越してオンラインショップをやりコピー品の傘を販売して逮捕されたりしていたあの彼の「無駄こそすべて」という言が、意味を帯びてくるのだ。

あえて無策、無駄、無形をもってコトにあたることで、自分だけでは発見し得なかった新たな発見をして、視野を広げ、人間としてより成熟し、自らの人生の終焉には「あーたのしかった、これでオシマイ」と言えるようになるのだ。

私は以上の理由をもって、プレステ5の購入に関する家庭内稟議の承認を得るつもりだが、如何でしょうか。忌憚なきご意見を賜れれば幸いにございます。何卒宜しくお願い申し上げます。

AAR:クルセイダーキングス2 「カナナイン家の野望」アイルランド王テマン2世(3代)

前回からの続編ぞな。前王は自分の息子が放った毒蛇に噛まれて死んだのだ。

1121_09_3
前回のヲチ、お前がやったってこたぁバレバレだよ

1121年9月9日 アイルランド王テマン2世、王位を継承す

さてさて前王は毒蛇に噛まれて死んだわけですが、優秀な息子を残しております。その息子がこのテマン2世。祖父から脈々と受け継がれているのは、外交能力の高さとカナナイン家特有の髭にございます。

11210909

年齢は20歳、未婚です。子供なし。これからのポテンシャルに期待できる若者。性格は節制、正直者、勇敢、慈善で素晴らしいのですが、なぜか残虐ステータスがついているっていう。ちょっとサイコな人かも。きっとね、パパを毒蛇で亡くしたショックかなにかでそうなったんですねこれは。

まず最初にやることはもう決まっている。前王を殺した犯人を投獄することだ。

1121年9月 毒蛇使いのライドリ王子(弟)、投獄される

真実はいつもひとつ。犯人は一人。誰がパパを殺ったのかも分かってる。よって、当然のごとくタイーホして投獄した。周囲の腑抜け・・いや家臣たちの誰もがさすがにこれには反抗しない。こいつはこれからも何をやらかすか分からないヤバイ奴だし、牢獄でそのまま死んでもらおうかと思ってる。

1121_0909_2

1121年9月 イングランド王の娘と結婚する

イングランド王国は強力な味方。ずっと仲良くしたい。ということで16歳になるイングランド王の娘、エドヒルド嬢を貰い受けることに成功した。彼女には「金儲けの達人」「大食い」「憤怒」とかいうよくわからないステータスがついているが、気にしない。二人とも正直者ということで、お互いに気が合うようで最初から+33の関係性である。子供たくさん作れよ!だが男子は一人でいい。

1123年2月 国王の権威をさらに強化する

いまだ家臣が勝手に他国に戦を仕掛けることができたり、家臣同士でも戦争を行うことができる状態であった。これは国王の権威が弱いからである。つまり、あいつらになめられているわけである。断固として許すまじ。

そこで今回あらためて権威を強化した、強引に。かなり家臣たちからは不満がでているようだが、部下の戯言など気にしない。パワハラ万歳!ブラック・アイルランド王国万歳!

1125年1月 再度裏切られる、オリエリアン戦争の勃発

お前が王位にいるのは不当だ、お前は僭称しているに過ぎない!という、内乱が発生。首謀者は前回のテマン1世が即位した際に内乱の首謀者だったあの二人組みだ・・・。あいつら一度は牢屋から開放してやったのに。そして「オリエリアン戦争」と呼ばれる内乱が始まった。

1125年6月、痛みわけにより内乱は終結。首謀者であるいとこのオリエル女伯爵イマクを投獄し、オリエル州の称号を剥奪したうえに、処刑した。同族殺しの悪名がついてしまったが、やむをえないだろう。

もう一人の首謀者であったグゥイネス公爵ルガド1世は投獄を狙うも逃げられ、宣戦布告してきたが、これまた撃退して投獄。公爵の地位、伯爵の地位をすべて剥奪して、ただの庶民に。その他、この件に関わったすべての貴族から爵位を剥奪した。

この内戦を通じてついた通称が「憑かれし王」。。なお、同族殺しのステータスは、教皇が来国して免除してくださった。さすが教皇陛下!

1128年8月 ダブリンに遷都

なんとなくダブリンに遷都してみた。都市も他よりたくさん作れるからね。内戦続きで疲弊した兵力を回復させるために、当分は平和維持と家臣の慰労に努めることに。

1135年12月 ウェールズに侵略

実はウェールズ侵攻については、内戦の影響で一度は痛みわけで休戦していた。今回休戦が明けたので、再度侵攻することに。ウェールズの一部は現在「デハバース王国」なる名称になっており、その王は”肥満王テゴニィ1世”だ。

1135_12
肥満王テゴニィ1世のご尊顔、別に肥満じゃないけれど、ついてるステータスは”酒浸り”

…というAARを書いたまま下書きに保存してあり、そのまま現実時間で数年が経過してしまったので投稿しておきます。

このあとどうしたんだっけ

レビュー:三国志14

私、「信長の野望 大志」のクソゲーっぷりに呆れながらも、新作が販売されれば手を出してしまうくらいにコーエー信者ではあるわけで。今回、いったん群雄割拠シナリオの孫策で、消化試合的にクリアしたのでレビューなど書いてみる。

いきなり総括

まず今作は信長の野望大志のようにクソゲーでもスマホユーザー向けポチポチゲーでもなく、かつての光栄作品を彷彿とさせるような、なかなかの良作に仕上がっていた。シミュレーションゲームとしてのバランスがよく取れており、またそもそも今回は信長の野望大志のようにスマホゲーとしての展開を前提としていないため、ゲームシステムも簡易なものではなく、しっかりしたものだった。

良作、といってもシミュレーションゲームとしての物足りなさは多分にあるのだが、別に本作はシミュレーションゲームマニアに向けてリリースされた作品でもないわけで、コンシューマゲーム機への展開や、PKによる今後の拡張性を鑑みれば、このくらいのゲームシステム、ゲームバランスが現時点ではベストなんだと思う。

以下、歴史シミュレーションゲームに求められる各領域に関する所感を記載する。なお、昨今のコーエーゲーは以前に増してリリース後の機能修正が多く行われる傾向にあるため、お読みいただいた時点ではゲームの機能面での実装が異なる可能性もある。あくまでこのエントリーを書いた2020年2月9日時点での感想となることをご留意願いたい。

内政

内政は担当制。農業、商業、兵士の三点のいずれかを行わせる武将をアサインする。担当をつけておけば勝手に内政が進む。都市の単位ではなく地域と呼ばれる拠点単位での内政であるが、箱庭内政ではないため、どこに何を作るかといったクリエイティビティは内政では求められない。

内政には武将の頭数が必要となるので、能力面はもとより、頭数を揃えないと話にならない。というのも地域には治安が数値として設定して設定されているのだが、内政をしないでおくとこの治安が下がり反乱が起こったり他国の計略により寝返られたりするのだ。

内政面で評価したいのは、今回、金と兵糧の保有を君主単位ではなく都市の単位にした点である。これによって物量で押し寄せる第二次大戦時のUSAみたいなプレイが多少はしにくくなり、国の規模の大小だけでは戦の結果が簡単には決まらなくなった。といっても物量で押し寄せるプレイが完全にできないわけではなく、原則として物資の移動には専用ユニットによる輸送が必須となったのだ。また、この輸送隊を襲って、物資を奪うこともできる。まあ無能な相手AIは殆ど奪ってこないのだけれども。

内政における改善点を挙げるとするならば、金と米の収支が少し分かりにくい点である。これはUIの問題なので改善したらいいのにと思う。都市全体として、いつどのくらい収入と支出があるのかがすぐにわかるUIだったら良かったのだが。

外交

外交はシンプルなもので、親善して友好度を高めつつ同盟し、後顧の憂いを断つ、というのが基本になる。

爵位が一定以上であれば、同盟国には他国への出兵を促すことができるが、私は使ったことがない。

降伏勧告も行えるが、親善によって友好度が高い相手国に対して降伏勧告を行うスタイルで、これは信長シリーズや旧作と同じ。

連合は大国への対抗イベントでして自動発生する模様であり、外交コマンドの中に連合結成があふわけではない。

その他、捕虜返還コマンドがあるが、なんだかあまり返してもらえたことがないのが微妙。

戦争

これは本作の目玉部分だと思う。櫓や土塁、石壁、罠の活用によって、防御側が有利になるような都市設計が味わえてかなり面白い。

また、起伏に富んだ地形が攻撃する側の機動と士気を下げるなどの影響があり、守備側としては地形を活かした防衛策を講じることができるし、兵站を切ることで攻め手を混乱に陥れる策も行える。兵站重要。攻め手としては、山岳部を越え、あらぬ方向から攻撃を仕掛けるといった奇襲策も採れる。地の利を活かせることで、蜀プレイが面白くなったのではなかろうか。

微妙だった点は戦争中の戦法発動と水軍。戦法は自動で発動される。なんだかタイミングがよくわからん。あと水軍。これは使い道がない。何故ならば海戦と言うか川での戦いになることが殆どないから。残念。

野戦の延長線にある都市攻略。これは兵を減らすか耐久度を減らすかのどちらか。複数部隊とやや多めな兵力があれば、攻略できない都市はないので難易度が低い。曲輪のない三国時代の城攻めなんてこんなもんだよね。

三国志シリーズではお馴染みだが、陣形と兵器を採用し、野戦に強い陣形、攻城に強い陣形など、陣形効果によって兵の強さに影響を与えたのは、取れるプレイに幅を与える仕掛けであり、とても良かった。前述の通り水軍を使う機会は無いんだけども。

計略

戦時以外の計略面。三国志ファンにはお馴染みの埋伏の毒や駆虎呑狼、二虎競食。その他、離間と地域懐柔。名前の通り。

埋伏の毒は武将を派遣して潜伏させるシステムではなくなり、単に治安を下げるだけの計略になってしまった。本作には内応とかないから仕方ない。埋伏の毒で潜伏させて忠誠度下げつつ、内応させるっていう仕組みが面白いのにね。

駆虎呑狼が効きやすいので、大国の内側で独立させて楽しいことにはなる。が、忠誠心の影響により、駆虎呑狼によって独立した太守についていく武将は少ないため、他国に楔を打つ、と言うほどのことにはならない。なお今回、こちらが統一フェーズに入ってきた時に配下の司馬懿やら曹操やらが駆虎呑狼されて独立したので処断したのが嫌な思い出。

その他

  • 漢王朝は傀儡政権なのでなんの役にも立ってないが、プレイヤーがなにか彼らをコントロールすることもできない。官職は持てる兵数に影響を与えるので重要なのにね。結局、皇帝は禅譲させて国を起こすくらいしか。
  • イベント発生を選択制にしたのはとても良かった
  • 放浪なくね?放浪あってこその三国志なのに

勝手に改善要望まとめ

  • 水軍の活用機会がもっと欲しい
  • 埋伏の毒は武将派遣にしよう
  • 敵中作敵の復活、内応させたい
  • 漢王朝ってもっと活用できない?
  • 都市攻めが簡単すぎるので何か工夫欲しい
  • 兵器開発とかの技術要素あっても良いのでは
  • 都市の人口が一律過ぎる、もっと強弱つけて
  • 異民族に活躍の場を
  • 放浪したい、旗揚げしたい

AAR:BURAI上巻 ザン・ハヤテの章

どの章から始めても良いことになっているのだけれど、上からのほうがストーリー的に違和感ないと思うので、ザン・ハヤテ(21才・男性、人間)の章からスタートでございます。

歩きながら訓練するシステム

BURAIのゲームシステムを忘れていたのだけれど、このゲームの面白いなと思ったところはここだった。「行動」を設定すると、歩きながら訓練をしたりまわりを調べたり本を読むことになっているようで(まあそれも変なことだが)、特定のパラメーターが成長するのだ。ハヤテの場合、何を訓練すべきかといえば、この人は脳筋という設定だったと思うので「攻撃力の訓練」にフルコミットしようと思いつつ、弱点であった防御力を高めるために「忍耐力の訓練」を継続する。

看守バブとの戦闘

部屋の中を自由に歩き回れるようになったハヤテだが、部屋を一歩出ようとした途端に看守との戦闘である。最初の戦闘が中ボスとの戦闘みたいな展開ですよ。特殊能力の「乱打」を使ってみるけどまったくノーヒット。当たらないようになってるんだろうかね(おぼえてない)。何度かの通常攻撃で撃破。「鍵の束」と「アスロン50」を入手。なお、敵の出ない自身の牢獄の中で歩き回っても経験値は上がらなかった。

(最初は)ほぼ運に左右される

このゲームにはアスロン50という自分の体力を回復させる薬があるのだが、最初は敵がそれをドロップしてくれるかどうかでゲームオーバーになるリスクが変わる。体力がゼロになったら戦闘が中断され、その次にそのまま戦闘にはいった段階でゲームオーバーになるので結構ムズい。まずは南東の方角にいる仲間の救出が優先となる。ちなみに仕様上、回復アイテムの連続ドロップが制限されているそうで…

看守ゾフィとの戦闘→ムサシ・ゲンジを救出

こいつにも乱打はきかないというかミスる。通常攻撃2回であっけなく倒せるけど。「汚れた鍵」を入手。ムサシ・ゲンジ(24才・男性、人間)を救出し、仲間に。

プラズマを救出

同じ階の北のほうにいるプラズマ・カーン(33才・男性、人間)を救出。彼はパワーキャラである。「さびた鍵」を入手。忍耐力が高めなので、隊列を変更して先頭に配置することにしてみた。

看守長ゲッツとの戦闘→ジャックを救出

いきなりイベントに切り替わるんだよね。ビドーの手下になるくらいなら、死んだほうがマシじゃ!ペッ。なジャック様。ジャックはハヤテからは「おやっさん」と呼ばれ親しまれている。ゲッツは看守長とのことだけあって、これまでの敵に比べて攻撃力がやや高めだが、これまでフツーにレベルを上げてきていれば、まったく苦戦しない。100ゴールドと「古くさい鍵」を入手。なお、おやっさんことジャック・ランスロット(!?)は海賊の親分だそうだ。パラメーター的には知力が高いが、その他の特筆すべき点はなし。

やったぜ出口だ→看守50人との戦闘→看守総長ビダンとの戦闘

これまでMAXでも8人/1戦闘だった看守が、「やったぜ出口だ戦闘」では一気に”50人”という単位で登場する。これがBURAIたる醍醐味になってくるわけだが、何も知らなければこれビビるよね。50人は1ターンで抹殺。その後、看守総長ビダンが登場。またしても!さして強くない。これを倒し、脱獄に成功するハヤテたちだが・・・

脱獄囚たちを盾に・・・刑務所長バズー登場

刑務所を出たとたん待ち構えていたのは、これまで開放した脱獄囚たちを盾に待ち構える、刑務所長バズーとビドー軍の面々であった。卑劣な手を使い、脱獄囚たちの死刑を強行するバズーの前に立ちはだかったのは、おやっさんことジャックであった。ジャックは自らの命を引き換えに仲間の命を助けようとするが、無駄死に。あーベタっすねー。その後あれこれあって、今度はビドー軍の辺境警備隊500人との戦闘に。1ダメージが1人の計算。だいたい1回の攻撃で30人あたりを抹殺する脱獄した海賊の面々・・。

辺境警備隊の数が減ったところで、彼らのボスである刑務所長バズーが登場。ちょっと強いが敵ではない。そして本章のエンディングへ・・。無駄死にっぽかったジャックが、悪性の腫瘍を患っていたことを告白したり、娘と結婚しろなどとのたまう展開があり、ハヤテは小舟に乗り、ソルテガに向けて出発する。時、結界の切れる10日前のことであった。つづく

AAR:BURAI上巻 オープニング

最近レトロPCブームでMSXTurboRなどを購入している私。昔はMSX2+(WSX)ユーザーでしたので、TurboRとか夢のプロダクトを購入して、大人ってすごいなと思ってる。

その流れから、久しく手を付けていなかったProjectEGGでブライ上巻をやり始めたので、クリアするまでAARを書くことにしたのだ。AAR長続きしたことないけど。でも今回はやり遂げるはず!

オープニング

八獣将とかマジで懐かしい。ビドーとハジャ・周芳以外の名前覚えてなかったけどね。そして四死面にあっけなく倒される光の三銃士。全て不意打ち。油断しすぎ。せめて反撃しましょうよ。ガーディアン・トライアングル(結界)で光の御子は闇の軍勢から一か月間ほど守られ、ロバのソフィに揺られて旅に出る。

続いてザン・ハヤテの脱獄前夜。ザン・ハヤテは細マッチョという言葉が流行する以前にそれを体現していた男なわけだが、怪力ですよねってこと以外特に言うことなし。

アレックのおとぼけシーン。省略。

そして出た出た白玉の勇士、幻左京様。あーマジイケメン。かっこよすぎ。本来であれば天界に身を置く神ですからね。お前俺に文句あるの?的に脅迫される銀龍。「拙者のすることに口をだすな」とまで言われる銀龍。でもすべて左京様の自分勝手(わがまま)が招いているわけですけども。。

ヒューイ島。藍玉の勇士ゴンザ・プロットと赤玉の勇士マイマイ・プロット。やっぱりこの曲最高よね。今になってみればゴンザのような巨漢パワーキャラの言葉数が少ないってのはベタすぎるし、マイマイの幼児言葉もどうかと思いますけれど、当時はまあ新鮮なものだった。

モード島。当初、黄玉の八玉の勇士に選ばれていたのは父のバビルであって、クークではなかったんだよね・・・。クークの曲も最高に良い。

アラメンテ島。中華風な村人にセクハラを受けるところからスタートする、紅玉の勇士リリアン・ランスロットだ。人間、あんな風にこめかみに針さしたら死ぬでしょう。そしてリリアン、こんな曲だったっけ。唯一のマドンナキャラなのに印象残ってないなと。お嬢様口調だった。

ベルンバ島。やはりロマールの曲は勇ましい!緑玉の勇士、ロマール・セバスチャン七世。貴族セバスチャン家の七代目御曹司なのだ。勘当されサーカス団に入団していたロマールは、父が危篤であるとの報を受け、サーカス団を抜け、愛馬シルバーを駆り故郷に戻る。未だ、その宿命に気づかず。

ソレス島。これまでのオープニングの集大成である。ハジャからの依頼で水晶玉で八玉の勇士を映していたアレック。そして実は八人目の勇士というのは・・アレック本人だったのだ。ブライ上巻でも特に痛快なこのシーン。曲が切り替わるのも良い演出。紫玉を持つ勇士、アレック・ヘストン。今、宿命により闘いの旅に殉ずる。

ということで、光の御子の結界の切れる時まで、あと一ヶ月。はたして八玉の勇士はキプロスの地を救うことができるのか!?つづく。

AAR:Startup Company vol.1 創業

経営ゲームが好きだ。実際の企業経営はもっと好きだが、ゲームにおける経営は無茶し放題である。国内の経営ゲームはただの作業ゲーであってクソだが、最近は「Software Inc」など、海外企業がいい仕事をしている。昔は日本の会社というか光栄がトップマネジメントやエアーマネジメントなど良い仕事をしていたのだけれど、最近ダメだよね。

本作は、Steamの今期のセールにて、通常¥980のところを税込¥686で購入した。いわゆる「早期アクセスゲーム」に分類されるゲームであり、まだ開発段階といったところ。開発中だからってのもあるが、セールでなくても安すぎだろう。ちなみに日本語はサポートされていないが、ワークショップにて有志によるModが公開されており、それを使って日本語化が可能である。ありがたいことです。

会社名を決める

まずは会社名を決めるところからゲームは開始される。私はセキュリティエンジニア、いわゆるホワイトハッカーを集めた企業を創業することにした。日本語化されているとはいえ企業名などは英語がよいかと思い「Superhackers Inc」にした。日本語名は「株式会社スーパーハカーズ」だ。我々はスーパーハカーの集まりである。なんのひねりもないが、こういうのはダサいほうがいいんのだ。我々は主には企業に対するサイバー攻撃等のハッキング行為をもって、世界制覇を成し遂げるのだ。いやちがう守る側になるのだ。

CEOをつくる

CEOの名前は「電脳寺太郎(Taro Dennoji)」とした。そこはかとなくダサい名前だが、彼は米国国防省のハッキングによって、旧ソ連との核戦争発生を未然に防いだという伝説を持つスーパーハカー(という設定)である。なお核戦争を未然に防いだというのは事実だが、その原因は電脳寺氏がソ連側の軍事ネットワークに侵入し核のボタンをポチポチして発射寸前までしてしまったため(という設定)である。つまり原因を作ってしまったのも彼(という設定)なのだ。

なお、CEOのアバターを作成するときに「Manager」なのか「Accountant」なのかを選ぶことで、得られるボーナスが異なるようだ。Managerはマネジメントのプロとしてすべての従業員の仕事が10%早くなるし、Accountantはその名の通り会計に強い設定なのか、コストが10%削減される。攻めの経営か、守りの経営か。現実で言ったら後者のほうが圧倒的に良さげだが、ここはあえてスタートアップらしくManagerにした。ハカーという選択肢で、逮捕リスクがあるがバンキングトロイやフィッシング詐欺、ビジネスメール詐欺、ランサムウェアで無限に収入を得られるオプションがあっても良かったかもしれない。でもそれだと別のゲームになるや。

プロダクトをつくる(市場を選ぶ)


続いてプロダクトのカテゴリと名前を決める。カテゴリは日本語化されているものでは「ソーシャルメディア」「通販プラットフォーム」「配信サービス」「動画共有サービス」の4つ。配信サービスとはNetflixのようないわゆる動画配信サービスで、動画共有サービスはYouTubeのようなものだ。それぞれ実在企業をもじった名前の競合他社が存在しているようだ。私はスーパーハカー専用のソーシャルメディア(!?)を構築することに決めた。その名も「HackLabs」だ。・・・我ながらもう少しひねってもよかったのではと思うが、こういうものと紅茶はストレートが美味しい。

出資を受けるかゼロから起業するか

本来的にはどちらもゼロから起業することと同じだと思うんだが、当初より投資家から出資を受けて創業する「投資家モード」と、投資家なしで会社を設立し、当面の運営資金は銀行からローンを組む「ゼロからの起業」の2つがあり、どちらかを選択しなければならない。後者は初心者には「オススメしない」とある。自分ならどうするかという話なんだけど、投資家に頭を下げ続けるのが嫌なのでゼロから起業することにした。こっちはこっちで銀行に頭を下げ続けることになるが、リアルマネーを払っている人と所詮会社(銀行)の金を払っている人とでは、後者のほうが頭を下げるときのプレッシャーは少ない。

ローンを組む


どの金融機関からいくら借りて、日々の支払いはいくらか。最初なのでスモールスタートがいいよね、ということで「EAZY MONEY」より$100,000のローンを組むことに。ローンを組むことで解除されるSteamの実績。なんかやだな。。。ちなみに毎日$324ほど返済されるローンのようだ。結構えげつないぞ。

オフィスを借りる


オフィスがないと仕事できないので、小さな建物を借りることにした。これ最初は「ガレージ」とか「コワーキングスペース」とかいう選択肢が欲しいところだよね。小さな建物だが、月々の賃料は$3,000である。いやスタートアップの選択肢としては高いでしょ。。

什器類を揃える


最初のオフィスには当然なにも備わっていない。まずはデスクが必要だが、最小規模のもので$3,000する。家賃1ヵ月分のデスクと考えるとめっちゃ高すぎるが、この机から世界制覇を成し遂げることを考えれば、安い買い物である。ローンなのに早くも金銭感覚がおかしくなってきた気がする。自腹ではなく投資家から得たあぶくマネーで、金銭感覚がおかしくなったスタートアップ企業を知っているが、似た感覚だと思う。なおオフィスには机1つ、クローゼット1つ、黒い花瓶の謎の植物を1つ設置した。がらんとしてる。

財務を見る


こいつ何故か初期状態から仮想サーバ借りてやがる!しかも月$1,200も払ってる!月$13,920の赤字ということで、銀行から借りたローン額を考えれば、キャッシュが数か月しか持たないことは自明である。アサシンを雇うとか、借金の踏み倒しオプションが欲しい。

本日の総括

本日は創業というかオフィスを持つところまで進めた。というかAAR書きながらだとまったく進んでいかないねこれ。出資も受けずローンなのに、いきなり高級デスクを買ったり、仮想サーバ借りてたり、デフォルトで金銭感覚がおかしいCEOだということまではわかった。次回は収入を作っていく。アディオス、アミーゴ。

ドラゴンクエストビルダーズ2が廃人ゲーだった件

久しぶりに良いゲームに出会うことができた。

一応これでも相当に忙しい日々を送っているのに、暇さえあればやってるし、暇がなくてもやっている。

このブログはなぜかゲーム記事のほうがアクセスが集まりやすい。ゲームブログなのかもしれないし、私はゲーマーなのかもしれない。ゲーマーの基準ってなんだかわからないので、自分ではゲーマーだとは思っていない。とりあえずゲーム記事でも書いてみる。

ちなみに前作のビルダーズも持ってはいるがクリアしていない。積みゲーです。

やめ時が分からない

やめ時、すなわちゲームをやめるタイミングが分からないゲームには二通りある。一つはセーブするタイミングがつかみにくく、やめたくてもやめられないゲーム。もう一つはいつでもセーブできたり、むしろオートセーブな訳だがやめられない止まらないゲーム。

本作は後者である。シヴィライゼーションに代表される、いわゆる廃人ゲーである。時を吹っ飛ばすスタンド。キングクリムゾンである。

では何故やめられないのか。それはシームレスなストーリー展開にある。本作の主たる流れとしては、

  1. 話を聞く
  2. イベントが発生する
  3. 物を集めに行く、たまに戦う
  4. 集めたもので作る

の繰り返し。

それだけを見れば実に単調なのだが、まったく飽きがこない。うーん、なんでだろう。

それは、

  • 単純に破壊と素材集めが楽しい
  • 植えて育てるのも楽しい
  • 作れるものが徐々に解放されていくことで、主人公が成長していく感覚がある
  • 徐々に街が大きくなり、人が増えることが楽しい
  • 孤独ではない、仲間が活躍する
  • ストーリーの謎かけが実に上手くて先が気になる
  • ちゃんとストーリーを進めればハマるポイントがほぼない

という点に集約できる。実にシンプル。

結論

こういう記事を書くにあたって大見出しをつけてもう少し詳細に書けたらと思ったのだが、どーも書ける気がしない。だって「やめ時が分からない」の一言に、このゲームの良さが全て集約できちゃうので。

ゲーム要素それぞれを取れば、実に地味に思える。壊して拾って作るだけ、たまに戦うという実にシンプルなゲーム。でもそんな要素を上手くゲームにまとめることは、恐らく想像以上に難しい。相当に企画を練りこんで作られたのだろうと思う。

製作された方々に、心からありがとうを言いたいです。良いゲームを作ってくれて本当にありがとう!

AAR:三国志13PK part.2 蔡和様の転職

前回の自己紹介からの続きである。天才軍師だなんてタイトルに書いてしまったので、天才軍師を目指さなければならないと思っている。知力1なのに。

195年1月 蔡和様、軍師を目指す?

蔡和はもともと「将官」なのだ。つまりゆくゆくは将軍としての地位の確立を目指しているのだが、そんな彼にあえて「軍師」を目指してもらうようジョブチェンジしてもらうことにした。で、ややこしいのだが将来的に軍師になるためには、まず「弁士」にならなければならない。そして、弁士になるための条件は3つあり、蔡和が実現しなければならなかったのが「調査成功回数 1回」である。任務として江陵の調査を受け、これを無事にクリア。新たに「弁士の蔡和」と呼ばれるに至った。弁士になると「思索」「推挙」が実行可能になった。知力1の弁士なう。

弁士になったとたん、次は策士を目指すか、人脈がすげー顔役になることを目指すのか、どちらかを選べと言われる。「知力1で本当に策士、ひいては軍師になることを目指せるのだろうか・・」と少し悩む蔡和様。まあどうとでもなれ。

永安に行って贋作師をみつけたり、お友達の仕事を手伝ったり、蔡中を経由して親書を送り、お友達を増やしながらのんびりと時を過ごす。依頼された仕事(ほぼ巡察のみ)は仕方なくやるが、自分から進んで仕事はしない。金欲しさに酒場での依頼はたまに受けている。

195年7月 蔡和様、結婚する

老いて益々さかんで有名な黄忠(朋友:パンヤオ)のところに出入りしていたら「班黛(はんたい)」なる養女を紹介される。黄忠の養女らしく、武力88の武闘派女子である。黄忠の強引さもあり、とんとん拍子で結婚することになってしまった。

195年9月 蔡和様、牙門将軍に任じられる

なにもしていないのに牙門将軍に任じられた。指揮兵力が+4000、役職に応じて統率と武力が1あがった。上げたいのは知力なんだけどな。

196年1月 蔡和様、重婚する

伊籍と親交を深めようと出入りしていたら、「白繡」なる美女を紹介される。黄忠のパターンと同じく養女で、嫁にしないかと進言され、強欲な蔡和様は当然受け入れることにする。幼いころより書物を好んだというこの白繡は、知力69、政治83という文系女子である。

ちなみにこの後で黄忠に再度武闘派の養女(統率93、武力84)を紹介され、ふたたび(みたび?)重婚する。知力が1であったとしても、3人の妻を持つ蔡和様はリア充なのだ。

196年1月 蔡和様、修行をパターン化しはじめるが・・

この頃、蔡和様には能力値を高めるパターンができてきた。仕事中の同僚を手伝い感謝されている状態にして、そいつから師事してもらうのだ。知力1の蔡和様は、ほぼ誰からも知力に関する師事を受けることができるし、お友達も増えるしと良いことづくめであった・・・ように思えたが、結局師事には20日ほどの期間を要する。知力の経験が40ずつ増えるとして、知力を1上げるだけで最低師事を3回、つまり60日ほど必要なのだ(難易度:標準でプレイ)。

10上げるのに2年弱。これは寿命が先に来ちゃうよねってことで、早くも知力を上げることを断念することにした。となると採れる道はあれしかない。未来は明るい。

196年6月 蔡和様、威東将軍に任じられる

ほぼ巡察しかやっていないのに出世だけしていく。人材不足ですね、劉表軍も。このころ、階級も七品官に昇格している。頭が悪くてもまじめに仕事をすれば出世するんですよ。

196年10月 蔡和様、第一子が誕生する

一人目の妻の班黛がいつの間にか身ごもっていて、出産したとのこと。生まれたのは元気な男の子だった。身に覚えがないのだが。。ちなみにこの子を産む前夜、たくさんの星がおなかに吸い込まれていく夢を見たのだそうだ。なにそれ「流れ星のシャワーだ!byジャムおじさん」みたいなやつ?アンパンマン?ということで名は蔡星(サイセイ)、字は餡餅と名付けた。

197年1月~4月 劉表軍、孫策軍と激しく激闘

このころ、戦場に駆り出されることは全くないのだが、劉表軍の勢力目標は孫策軍の打倒へと傾倒していた。何度か豫洲方面に攻め入るが攻略しきれず撤退を繰り返している。彼らとは武将の質が違うよね・・・。さて、どうしたものか。

197年5月 蔡和様、弁士を辞める

弁士をやっていると街中で「おっ、弁士の蔡和じゃねえか!」的なことを言われてケンカを売られ、舌戦に突入し負けてお金をむしりとられることがパターン化してきた。先日このパターンで1000円ほど奪われ、蔡和様は憤慨。

「弁士なんかやってるから、こんなひどい目にあうんじゃねーか!」

との捨てセリフを残し、弁士を辞することとした。

197年5月 蔡和様、下野し商人となる道を歩む

弁士を辞してどうするかといえば、蔡和様は商人を目指すことにしたのだ。世の中金だ。金で天下を動かす男になるのだ。この時所持金は656円ほど。

下野と同時に同士である7名も在野の士となってくれた。運命を共にしてくれたのだ。同士は方々の養女たちを奪い取って嫁にした3人(武闘派2名、文系1名)に加え、伊籍、黄忠、蔡瑁、蔡中である。蔡中以外は超有能な武将たち。劉表軍、大丈夫か?(つづく)

AAR:三国志13PK part.1 天才軍師・蔡和

自分ではそうするつもりでなかったのにそうなった、という話なのだが、このブログの人気記事の大半は「中途半端に書かれたAAR」や「クソゲー批判記事」なのだ。本来であれば、このブログには高尚に人生訓などを徒然なるままに羅列して、後世に民間の一個人(パンピー)の記録を残したかったんだけれど、僕が世の中に求められていることは、そういうものではないらしい。お前はとにかくゲームでもやってろ、ってことらしい。なのでゲームやって、ゲームの記事書いて、ドン引きしてもらうことに専念したいと思う。

さて、今回のお題は「三国志13PK」。三国志13はゲームとしてはまあまあだと思っているんだけれど、無印はとかくバグがひどかった。なにをやっても落ちる、画面が切り替わらない等々、バグを遊ぶゲームだと思ってた。そしてゲーム機能を追加するPK(パワーアップキット)がリリースされて、ゲームとしての面白さは上がったのだが、バグゲーなことには変わらない。何がムカつくっていい感じに進めている最中に落ちること。なのでやる気をなくしていたクソゲーいやバグゲーなのだが再プレイ。

ゲームとしては悪くないんだよ?音楽も素晴らしいし。

シナリオ:195年7月 小覇王勇躍

今回選んだこのシナリオ、PKオリジナルのシナリオっぽい。小覇王といえばご存知「孫策」様のことである。ちなみに小覇王=孫策のイメージがすぐにつく人の100%は、横山光輝の三国志を読んだ経験があるということが学術研究の結果として論文が書かれている。195年7月といえば呂布は曹操に攻め立てられ、劉備のもとに落ち延びている。劉備はといえば、陶謙から徐州を譲り受けたばかり。これから劉備たち義兄弟には様々なドラマが起こるのだが・・まあそんな時代背景。

天才軍師・蔡和

今回は天才軍師こと蔡和でプレイすることにした。蔡和?誰それ?ハハハそんな感じだろう。蔡和は三国志正史には登場せず、演義にのみ登場する武将なのだが説明が面倒くさいのでWikipediaから引用することにする。

劉表配下として登場する。後に曹操に仕えた。蔡瑁の命令で劉備を暗殺すべく襄陽の東門で嶮山への道筋を固める。建安13年(208年)の赤壁の戦い直前に従兄蔡瑁が処刑されると、曹操の傘下に入って蔡中と共にに偽りの投降をする。周瑜はこの投降を偽りと見抜いており、苦肉の策成就のため利用し、これを成功させる。いよいよ赤壁の戦いが開戦するとなった時、周瑜に引き出されて策略が露見していたのを知り、呉軍士気高揚のために斬首された。

なお、吉川英治の小説『三国志』と横山光輝の漫画『三国志』では、蔡中と共に蔡瑁の甥とされている。また、『演義』では、斬首後の血を軍旗に浸しただけであるが、横山『三国志』では、首級が祭壇に供えられるという末路になっている。

つまりお供え専用キャラクターとして認知されているようだ。天才軍師でもなんでもない。三国志13PKにおいても蔡和のパラメータは次のとおりである。

統率 39
武力 50
知力 1
政治 26
槍兵適正 C
騎兵適正 C
弓兵適正 B
性格 小心
義理 軽視
勇愛 重視
才愛 普通
物欲 強欲

以上のように、少しばかり弓兵適正が高いという以外に取り柄はなにもない。人物としても小心者であり義理を軽視し、強欲な奴ということでお友達にしたくないタイプである。が、勇愛は重視しているようで、ヒーローものが好きそうな一面もある。年齢は30才、独身。階級は8品官であり、下っ端中の下っ端。今は劉表の配下武将として江陵の地にて、細々と暮らしているようだ。

そんな知力1の蔡和が天下に号令する天才軍師になる日が来るとは、この時だれも思わなかった。
つづく