サイバーエージェントがドロップシッピング事業から撤退

 ドロップシッピングサービスの「ミセつく」が9月末で終了になることは先日ブログにエントリを書いたけれど、その「ミセつく」を運営していた株式会社ストアファクトリーも清算することになったみたい。

サイバーエージェント、ドロップシッピング事業から撤退。子会社を清算 : Venture Now(ベンチャーナウ)News

 不採算事業だったそうな。この結果は各社の提供するドロップシッピングサービスの今後や業界全体に対して、どのような影響を与えるんだろうか。

 あくまで個人的な意見としては、なんでもかんでも売ることのできる総合型のドロップシッピングサービスに将来性を何にも感じない。誰もが簡単に物が売れる、誰もが簡単にECに参入できるというのはそれこそ聞こえはいいけれど、そのメッセージアウトはたぶん間違っている。確かにそのようなメッセージアウトを続けること、いわゆる「楽して儲ける」を唱え続ける事は販売代理店のようなミセはたくさん掴めるだろうけれど、そもそも「楽して儲ける」といった理念のもとに作られたミセから消費者が物を買いたいかどうかって考えたら、そりゃ買う気も失せるでしょう。

 というのを実際に自分もドロップシッピングを利用して過去にミセを作ってみて思ったこと。

 一方、ドロップシッピングでもこのまま残り続ける形態もある。それが、”CLUBT”のようなサービス形態。サービスを利用して販売したいユーザーは、自らデザインを創作し、そのデザインがTシャツやマグカップ、エプロンにバッグに・・・と様々なものにプリントされ、商品として販売することが出来る。

 つまり、誰もが手軽に”自分ブランド”を構築できるサービス。でもこのサービスは、誰もが簡単には参入できるわけじゃない。なぜって、デザインを考える、というごくあたりまえの手間が発生するから。ただその手間によって創作された商品は、(言い方が荒いけれど)前述の総合型ありきたり商品の販売代理店というドロップシッピングサービス形態よりも、消費者にとって数十倍も輝いて見えるに違いない。だって、虚業じゃないんだから。

 今後もドロップシッピング事業への新規参入は減るだろうし、既存のサービス提供者は淘汰されていくかもしれないけれど、CLUBTのように、売る側・買う側ともに、ユーザーがより介入できる形態のドロップシッピングサービスにこそ、私は勝ち残ってもらいたいと思っている。