レビュー:のぼうの城

のぼうの城を観た。原作本は読んだことがないけれど、ベストセラーだったっけ。

忍城を水攻めする石田三成軍2万、対抗するのは「のぼう様」こと成田長親、こちらは3千。忍城は平地ながらも沼地、湿地にかこまれたある種の天然の要害で、大軍で力攻めするのが非常に難しい城。

そんな城攻めの策として、石田三成は秀吉の備中高松攻めよろしくな水攻めを思いつくが…って、実際は三成くんは秀吉さんの命を受けて水攻めしたに過ぎないって説があるらしい。

そんなに兵力差があるならば、数だけで考えれば結局力攻めって簡単なんじゃない?って思うけれど、こうやって映像にしてみるとかなり難しいってことが分かるね。犠牲が増えれば増えるほど士気に関わるわけで、死体の山に突入していけるほど人間って簡単なものじゃないし。

また水攻めはインパクトはありながらも、結局田畑への影響が大きすぎるってのと、堤を作るのにも膨大な労力、銭が必要だから、殲滅したい時と誰かにアピりたい時以外は使っちゃなるまい。

なんてことを考えられるくらい、映像がしっかりしてるし、遊び心も所々で感じられて、戦国好き的にはまあまあいい映画になってると思う。きっと忍城に行きたくなるよ。