個人的に名作の一つに挙げたい映画を数年ぶりに観なおした。
前にもレビューを書いた作品だが、だいぶ時間が経ってから観てみると印象が違うもんなんだよね。
今みてみると時代の流れは感じるが、しっかりと青春映画である。
そして改めての感想としては、単にツネオがひどいやつだった。彼の弟の言う通り、ツネオは怖気付いたのだ。
だがその過程の表現が素晴らしい。
ジョゼとツネオは、ツネオの実家を目指す旅をするが、旅行という非日常を共にする行為は、普段は見られないような相手の側面を感じ取るためには、もっとも素晴らしい行為であったりもする。早い話、旅で非日常を共にすることによって、双方の本質を見抜くことができるものでもある。だから、旅行でダメならきっとダメなんだと思う。
その点では「ジョゼと虎と魚たち」は、単なるラブコメや青春映画的な作品ではなく、いわはロードムービーだったとも言えるんじゃなかろうか、
それに気づいたエンディングでは、くるりの名曲「ハイウェイ」が流れる。この曲でも旅をテーマにしていて、完璧に作品とリンクしてくる。ここでもう大きく感動するのだ。ジョゼを想うと切ないが。
前編通して作曲はくるりで、サントラも愛聴しております。サントラを含めてオススメ。