映画「長篠」を観た

名前の通り長篠の戦いをテーマにした映画で、武田氏側の視点で展開される話。

展開されると書いたが、展開されるのは武将たちの対話シーンであり、その対話とは勝ち目のない織田徳川連合軍との戦に際し、武田家の存続のために自分たちはどう動くべきか?というものである。で、この対話シーンが全体の7割強を超える。いや、もっとかもしれない。

私はなかなかコアな歴史ファンであり、というか某大学の史学科に在籍する歴史研究家でもあり、一人の時代劇映画ファンであるのだが、私でさえこの対話の継続には正直飽きた。

決して役者の皆さんの演技が悪いとかではない。むしろとても熱のこもった演技で良かったし、リアリティも追求していると思う。

にしても場面数が極めて少なすぎる。カメラのカットも、とっても少ない。結果がわかっている前提でプロセスをダラダラと見せつけられている感が強くて、低予算映画なのはわかるけれども、なんかもっとさぁ、、、みたいな感じでした。

もちろん、自分がこの作品の監督より上手く撮れるわけでは決してないです。時代モノを映画にしてくれるだけでとてもありがたいし、こういう作品も残って欲しい。

少ない場面数と人物数で、話を大きく盛ることなく?丁寧に作られている反面、映画としてはつまらない映画になった感じもあるので、ドキュメンタリーとして捉えるのがいいのかもしれないが、やっぱり2000円払ってこれかぁ、と、あんまり納得いってない。

インディーズ映画だからこういうもんだよとか、そういう意見もあると思うし、それは否定しないんだが、何度も言うけれど映画としては納得いってない。

映画作りってとても難しいんだなと思う。映画を観る側が映画に求めるものが色々違うので。