城攻め:唐津城

続日本100名城の旅18/100城目。福岡に仕事に行くついでに。

知らなかったんだが、福岡を中心に西鉄バス網がかなり充実しており、唐津には電車で行くよりも、天神のバスターミナルから高速バス「からつ号」で向かった方が楽だった。ゆえに往復ともにバス移動。

唐津城自体は模擬天守であり、そのものに対しては何の感慨深さもないのだが、資料館としては見る価値のあるものも多いし、何より天守(模擬)から唐津湾の眺めがとても美しい。これまた後で知ったことだが、日本景観100選にも選出されているとのことだった。眺めていて本当に飽きがこない景色。

穏やかでとても静かな海は、潮騒という言葉ではなく、凪とでも言うべきだろうか。城の周囲の砂浜も大変静かで、あまりの静かさにキーンという音が聞こえてくる様な、とても落ち着く場所だった。

唐津の町も、良い。唐津には有名な「唐津くんち」があるし、唐津焼もあり、博多からのアクセスもよい。街自体は古い町並みだが、それらの文化、アクセスの良さが、今もなお街を廃れさせない要素として、活きているのだろう。とかく大きな祭りを行うことは、街を活性化するために必要なことなのかも知れない。

城は模擬天守だが、平山城ながら海に面していて、海城とも言える。縄張り・遺構が複数残る。あとは斜めに登るエレベーターがユニーク。景色の良いところなので、気分転換をしたい方には是非オススメしたい城だった。模擬天守だけど。

コメントを残す