noodlesワンマンライブ@下北沢Que

2022.12.11、下北沢のQueで行われたnoodlesのワンマンライブに行ってきた。Queで行われたnoodlesのワンマンには、少し前にも行った覚えがあるけれど、あれはいつのことだったろうか。まだドラムがAyumiさんだった頃だ。

今となってはnoodlesというバンドも、オリジナルメンバーはYokoさん、Ikunoさんだけになっている。以前はちゃん付けが妥当に思えたメンバー名も、もはや「ちゃん」と呼ぶのには色んな意味で厳しいものがあり、敬称として「さん」と書いているが、これはこれで違和感がある。気にしないでおこう。

長年聴いてきたという背景もあって、4人の頃の「ヌードルス」と比較してしまう。かつて私も3ピースのバンドというものをやっていたが、ギターが2本か1本かで当然ながら音圧も違うし、表現できる内容も異なってくるが、1本の場合はその1本の人の音の作り方やら、総じて技術力やらが前面に出てしまうと思う。

そういう意味では、今のnoodlesは、かつてのヌードルスとは別物で、衰えたと言って仕舞えば衰えている。また、ドラムに至っても、Ayumiさんのあのパワフルなドラムが無くなった分だけ、だいぶ寂しいものがある。

そしてYokoち・・Yokoさんの声も、以前に比べればだいぶ声量がなくなったように思えるし、艶感が消えてしまった。

なぜかIkunoさんだけずっと変わっていないように思えるが、どのバンドにも、ベースというポジションの人には、その点で共通する何かがあるような気がしていて、それがベースなんだということで納得感がある。

ここまでみると衰えただのなんだの批判的なことを書いているように見えてしまうが、全くそういうことが言いたいわけではない。

彼女らは、もう何十年もバンドを続けているのだ。普通に歳をとって、歳相応ながらにも今もまだかっこいい音楽を続けているnoodlesは、ずっとかっこいいのだ。聴衆側も年老いていく中で、懐古主義に若干なりながらも、やはり普遍的なかっこよさに惹かれる部分というものがあるからこそ、聴きにくるのであるし、また聴きに行きたいと思うし、安心する部分があるのだ。

だからこれからもずっと活動を続けてほしいなと思っている。聴く側もだいぶ年老いたので、仮に金銭的・経済的なサポートが必要になったとしても、そのあたりは余裕で賄えるんじゃないかとか、うちの会社がスポンサーになってライブとかしてもらえるんだろうかとか、変な邪推すらし始める感じもあるが、バンドをやっていた人ならわかる通り、バンドには、ミュージシャンには当然ながらプライドというものもあるので、これからも、ずっと、ほんの少しだけ遠い存在であり続けるだろうし、あり続けてもらいたいものだなと。

当日の曲について?それはもうメロウメタリカ一択ですね。

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