今日行ったお客さん先が入っているビルは、以前私が働いていたオフィスのあるビルだった。ビルだった、というのは今はもうその会社は法的に存在していない(つまり解散した)ので、そんな表現になる。
ゆるい
その会社自体は元々私が勤めていた会社を買収した会社なので、特に会社自体への愛着というか、愛社精神的なものは持ちえていなかった。ただ構成する人間たちはそれぞれ個性的でもあり、ベンチャーならではの自由さというか、今考えてみれば適当さにあふれている環境で、働きやすかったように思う。一言で言えば、何もかもがゆるかった。
会社がゆるいだけではなく、その環境にいた自分自身もたるみきっていたとしか言えない。営業中にバッティングセンターとか行っていたこともあったし、朝まで飲んで半分酔っ払っている状態でパートナー先に訪問したこともあった。客先訪問でも、そこに灰皿があれば喫煙していた。たるんでいたが故の妙な度胸というか自信には満ちていたものの、今は考えるだけで恥ずかしい部分もある。
御飯屋さん諸々で思い出す
勤めていたオフィスがなくなってしまえば、それはそれでなんだかさびしいもの。故郷、とまではいかないものの、母校みたいなものなのかも。周りには当時お昼ごはんやら夜御飯やらを食べたり飲んだりしていたお店が立ち並ぶ。それを見るだけで「あー」とか「そういえばー」などと思い出す。嫌な思い出は心の奥底に鍵がかかっていて出てこないもので、いい思い出ばかりがフワーと浮かんでくるから不思議。
諸行無常
結局物思いにふける外出だった。あの頃の未来に、僕らは立っているのかな、なんて感傷に浸っていてもなんにもならないのにね。