ここが変だよ日本の就職協定

就職活動

今回取り上げてみたいテーマ
*就職協定/経団連が就活解禁を8月から6月へ前倒し案を提示。大学側は6月解禁に慎重な姿勢

就職協定は大量生産・大量消費・大量雇用時代の名残である、と。就職協定という仕組みそのものが、今となっては全く本質を見失った意味のわからないものに成り下がっています。

過去には新卒採用の二次面接を担当したことがあり、多数の学生を選考してきました。その中でのいくつか無駄、無意味、不思議な点を挙げてみますが、

  • 学校生活の上での実績は主にはサークル活動とバイト、ボランティアなどでの役割であったりするが、それらで業務上のパフォーマンスを測定するという「ポテンシャル採用」が実際行えるものか?
  • ポテンシャル採用は無理だし単なる幻想でしかないので、業務上の実績面で評価すべきでは?
  • 何十社、何百社と受けている学生が、特定企業への入社意欲なんて持てるものか?
  • そもそもなぜ同じようなリクルートスーツを着ないといけないのか?

等々、挙げてみればきりがありません。

就活の時期、タイミングに制限を設けることが、学生たちが社会に出て能力を最大限に発揮することの支援になるのか?あるいは企業にとって、現在のような採用手法は本当に優秀な人材を採用することにつながるのか?という点では大いに疑問です。

ということで、学生も中途もその年齢に応じて、実際の業務においての成果で評価してみれば良いのではないでしょうか。就職協定を撤廃し(あるいはそんなものは無視し)、就活の活動期間の制限をとりやめ、企業は広くインターンを受け入れ、インターンの中での実績で評価すれば良いのです。

経験のない学生が業務に携われるのか?という意見もあると思いますが、当人の能力や成長度合いに応じた仕事に携わってもらったり、またインターンの期間に応じては、企業側は学生に対して適切なトレーニングを施すこともできるでしょう。

あとリクルートスーツ。あれは本当にお金の無駄なので、やめにしてあげたい。お金のない学生にとっては、大きな出費だと思いますよ。就職してから着ることもほとんどないだろうし。

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