カカロット、お前がナンバーワンだ

誰しもなんらかの特定のジャンルでは世界一に違いないのだが、まあ目に見えて世界一といえるような何かが欲しいよね。私は欲しいです、世界一の称号。

だが現実はそう甘くはなく、目立った領域で世界一になる人は、世界一になるべく修練を乗り越え、世界一になっているわけだ。また天性の頭の良さであったり、身体能力の高さというものは実際にあるわけで、それはもう強くてニューゲームみたいなものなので、後からなにか手を加えても追いつくことはできないだろう。

というように、世界一にはなれないなーということが、広く社会に触れていくなどして、ある程度の年齢になるとわかってくるもので、諦めてしまうこともあるかもしれない。

そんな中で、街を歩いていたら、ふとこんなものを目にした。

どうやらこれは、日蓮宗の教えの一つらしい。私は日蓮宗には縁もゆかりもなく、全く信仰というものも持っていないし、むしろナムナム言ってるなんとか学会みたいな最高に悪いイメージしかないうえに正直その輩のことが大嫌いなのだが、この標語のような教え自体は、まあそうじゃないかなと思う次第です。

どのように解釈するかとか、正しい解釈がとかとは別として、私はこの標語をシンプルに「心を強く持て」というように理解した。

知能的にナンバーワン、身体的にナンバーワンにはなれなくとも、精神的にナンバーワンにって誰にでもなれるのではないだろうか。

それはもう心の持ちようの話。つまり、自分は世界に対して、どのような心持ちで対峙するかという話である。自分がどのように考えて生きるかは、誰にも変えられないし、止められない話だから。

なので私は、百獣の王として生きることにした。広く遍く群がる獣たちの挙動に動じることなく、自らの強い意志を持って、この世界に対峙するのだ。

昨日その強い心で試験を受けたが、想定の斜め上からの出題であったため、私は戦わずして棄権した。

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