私にとってのチバユウスケ

ミッシェルガンエレファントというバンドに対して、特別な強い思い入れがあったわけではないが、何も無かったわけでもない。90年代末をバンドの人として過ごしていた私としては、やはりチバユウスケは憧れの一人だったし、憧れというものを超えて、もはや崇拝するレベルのカリスマだった。

だって、誰よりも何よりも、あの、「がなる」「われる」「ダレる」声はかっこよかったし。まるでディストーションが効いてるみたいな声を聴いて、かっこええええええ!!!!って思わなかった人がいるならば、この星から出ていって欲しい。同じ時代にロックというものに触れてきた人たちは、その誰しもが彼に対して畏敬の念を感じていたんじゃなかろうか。

だから、早くして旅立ってしまったことに対しては、とてもショックで、彼の死を知ってからは、もうずっとミッシェルとThe Birthdayのリピートです。みんなそうだよね。

スラムダンクの映画が大ヒットして、そのかっこよさが今の若い人たちにも伝わったみたいだから良かったなあ、とは少しだけ思う。全然全く良くないけど。

私は秋から冬にかけては寒すぎて元気がなくなるので、今回さらに元気がなくなってしまったんだけど、自分が好きだったロックというものを改めて思い出すことができた。

で、私にとってのロックとは何かといえば、音楽のロックというジャンルに留まらず、それは概念でもあるし、情熱そのものでもあるし、自由そのものでもある。

そのロックは、今も私の根底にあって、誰にも負けない強い情熱というものを呼び起こしてくれる。何かに躓いた時には、ロックを思い出すのだ。その辺のマニュアル通りに生きてきたポンコツリーマンに、この覇道な俺様が負けるわけがない。

そんな気持ちを思い出させてくれて、どうもありがとうございました。どこかの惑星で、アベと二人で楽しんでるといいな。

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