旅の計画を立てることの不毛さ

旅とは計画を立てるところから始まっている。

なにせ計画を立てることは楽しい。限られた時間や金銭をもって、最大限に楽しむためにはどのような旅程が望ましいか。人々はふだん以上に頭を働かせ、イマジネーションをもって未来を想像する。これは無条件に楽しい作業である。

と同時に、私個人としては、それはとても不毛な作業にしか思えない。それは計画通りに行動することが楽しいのか、という疑問からくるものである。

では旅とは何なのか。それは未知との遭遇に他ならない。未知がなければ旅ではない。そう思う。

故に私の旅のスタンスは至極明解で、まず予算は決めない。そして大まかな方向だけを決める。訪日外国人の旅行者が多い中、宿探しに苦慮する可能性はゼロではないが、宿泊地は旅をしながら前日、もしくは当日に決めて押さえる。運の良さもあってか、それでいてこれまで宿泊に困ったことはない。

という前置きが言い訳で、実は10連休直前なのに旅程をなんにも考えていないのだ。単純に旅程などを考えるのが億劫だから。

ただコンセプトだけを決めた。今回のコンセプトは「ふだん旅行や仕事では絶対に行くことがない場所に行く」だ。人里を離れる。未知との遭遇である。

さて私はどこに向かうのでしょうか。乞うご期待。

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