日本100名城の城攻めも終盤にかかってきており、今回紹介する中城城の達成を含めれば、残すところあと17城となった。
さて、沖縄には100名城は3つほどある。観光スポットとして有名な「首里城」そして今回攻めた「中城城(なかぐすくじょう)」、もう一つは「今帰仁城」。他には続日本100名城に認定されている城として「勝連城」「座喜味城」の2つがある。この5城はどれも琉球王国のグスクとして、世界遺産登録されている。
前述の中城城という名前で「おかしくね?」と気づいた貴方は素晴らしい。琉球では城のことを「グスク」と表現する。ゆえに中城(なかぐすく)だけで完結した名前であるはずなのだ。
では何故中城ではなく中城城なのか?島言葉と標準語が混ざりあったと書かれている書物もあるが、どうもよくわからない。

まず中城城の正門にたどり着く前に目につくのは、廃墟マニア界では有名な廃墟、「中城高原ホテル」。私有地につき立ち入ることはできないが、遠景としてその威容を眺めることができる。城ではないが、同じ廃墟という意味では城みたいなもの。
中城正門。見た瞬間にExcellent!と叫びたくなる。日本人なのに。
このアーチ門は琉球王国のグスクにしか存在しないもの。そもそも日本本島とは使われている石の質そのものが異なるのだ。沖縄のグスクではその地質から石灰岩が用いられている。石灰岩は加工しやすく、アーチ型に加工することが容易なのだ。たぶん。




郭の配置から見て中城が広大であることがわかる。他のグスクに比べても郭の数が多く、多層防御を実現している。
見るべきはアーチ状の見事な石垣と門。この2つは琉球王国のグスク共通のものだが、特に中城では左右対称に近い主郭の石垣が見どころになるだろう。