エヴァンゲリヲン新劇場版:序(総監督:庵野秀明)

 遅ればせながら観てきた。ネタバレありなので観ていない方はご注意を。

 これはなんていうのだろう。再構築された作品、という言葉がしっくりくるのかもしれない。ストーリー自体は原作(というか前作TV版)のまま進んでいく。ただ、映画の短い時間内に収めるという都合上なのか、作品の核となっているのは使徒との戦闘シーン。その戦闘シーンの描写が素晴らしい。要塞都市であることを改めて見せ付ける第三新東京市の描写、それにまさに国家の存亡(というか人類の存亡)を賭けた一大プロジェクトであることを改めて実感させる”ヤシマ作戦”の描写、サキエル、シャムシエル、ラミエルなどの使徒、それにエヴァ零号機及び初号機、G型装備、大出力型第2次試作自走460mm陽電子砲やエヴァンゲリオン専用単独防御兵装・・・。

 特にラミエルの変化といったら想定外としたいいようがなく、またヤシマ作戦の描写は本当に素晴らしいもので、それを見たいがためにこの作品を観ても損はないと思う。

 個人的には初っ端から暴走するエヴァ初号機の咆哮を聴いて、エヴァ好きな自分を改めて思い出せたりした。暴走したエヴァって至極勝手極まりないよね。容赦ないし、ATフィールドを中和するんじゃなくて侵食していくなんて。

 予告編を見る限りでは、ストーリー的には本作までが再構築された世界になりそうで、次作「破」は新たなストーリーが展開しそうな予感。

 新しいエヴァは、前触れどおり、再構築されたエヴァだった。