ラリー・フリント(監督:ミロス・フォアマン)

 はい、私、この映画を見終わるまでラリー・フリントなる実在の人物を描いた作品だとは気がつきもせず。その後ちょこっと彼のインタビューなどを見たけれど、まあ実際には映画の中で演じられているようなパンクで反社会的でブチ切れている御仁とも感じられなかったものの、既成概念を壊していく御仁であるのは確かな模様。

 映画はといえば、コートニー綺麗だな、と。あとはラリったコートニーはあんな感じなのかなあ、なんて、どうしても彼女本人と役とを重ね合わせてみてしまう部分あり。んでもってエドワード・ノートンは相変わらず役作りが素晴らしい。ナヨった印象を持たせる天才でもあり、ゴツい肉体派も演じられるし、なにより知的。そして、調子に乗って?どんどんキレていくラリーは人間らしいといえば人間らしく、それに振り回されながらも支えていく面々が魅力的。ラリー本人の心を支える重要な位置にいた奥様との関係は変だけれど微笑ましく、死んでしまった奥様への懐古シーンは切ない。

 その他、作品を通して、幼年期のラリーや逮捕と出所のシーンなど、どうも細切れに感じてしまう部分がいくつかあったのだけれど、一人の人間を2時間ちょいの映画に納めるのだから仕方ないことなのかもしれないね。

ラリー・フリント
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