レビュー:ソラニン(監督:三木孝浩)

映画を何個も見ているのにレビューを書いたりするのを忘れていたので今のうち?に書いてみる。

で、ソラニン。宮崎あおいが主演。題にもなっているソラニン (solanine) とは主にジャガイモの表皮や芽、ホオズキなどに含まれるステロイドアルカロイドの一種なんだとか。

宮崎あおいはですね、なんともまあ良い表情をするんですよ。内側にあるわーっと沸き立つ感情を、まるで宮崎アニメのキャラクターのように、徐々に徐々に表情に出していって爆発!ができる人。こういう人ってかなり少ないと思う。凄いんです。

映画そのものについては「青春」なんていう陳腐化した言葉で括りたくないものですが、まさにそれが抱える諸々を体現しています。心の内からくる、あのワーッとした感情、なんていうのかなあ、それが青春ならば青春なんだろうけれど、そんな簡単なものじゃない。初期衝動といえばいいんだろうか、ギターを弾く人ならわかるかもしれない、大音量でどんなコードでもいいからジャジャーンとかき鳴らした瞬間の気持ち。嬉しい気持ちも照れくささも、そして悲しさも。そんな気持ちがたくさん詰まった映画で、胸がいっぱいになる良い作品ですよ。

ソラニン。つまりジャガイモの毒成分みたいな部分ですか。誰の心にも1つくらいある衝動のような。最後に宮崎あおいがそれを歌で爆発させるんですが、彼女とても練習したんでしょうね、内心ヒヤヒヤして見てたらちゃんと弾けてるし、何より心をこめてしっかり歌いきれている!内容どうこうじゃなくて、そんな姿に泣けます。

ということで、この映画=宮崎あおいラブで間違いございません。

さあ、あおいに惚れろ!!