OPEN SPACE 2011@ICCに行ってきた

初台の東京オペラシティには、「NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)」という穴場スポットがある。いわゆるメディアアートと呼ばれる類の展示を行っている所なんだ。昨日はそこに行ってきたので感想をば。

ここでは様々な体験型のメディアアートの展示が行われている。例えば《for maria anechoic room version》。無響室という音の反響を吸収する特殊な空間に入り、その中に設置された24チャンネルのサウンド・システム(1周8個×3層からなる24のスピーカーとサブ・ウーハーによって構成される)を体感することができる。

真っ暗な空間の中、全方位から聞こえてくるデジタルな音の波…。音に形を感じることができ、まるでゲームの中に入ったかの様な妙な感覚に襲われる。また、普段耳にしている音は、反響に依存する部分が大きいんだなということがよく分かる。反響そのものがエフェクトになって音に深みを与えているんだね。反響のない音は荒削りな、ダイナミックな音に聴こえる。

《ジャグラー》も素敵だ。パラパラ漫画の原理で、無機質なモノで構成された人型に命の息吹を吹き込む。スポットライトで照らされたそれが静止するまでは、それが過去に無機質なモノであったとは思わせない。

かつてアートとサイエンスは同じゴールを目指していたんだとか。それはダ・ヴィンチの作品を観ればなんとなくそうだったんだろうなあ、と想像がつく。

今やアートとサイエンスは二つに大きく別れている。メディアアートは、その世界を融合させることができる一つの手段になるだろう。なにより過去から技術と芸術を(例えば日本刀のように)融合させてきた日本人にとって、それは最良の手段であることに他ならないと思うんだ。