生殺与奪の権を、他人に委ねるな

起業して3年目の夏が、終わろうとしている。

事業は順風満帆この上なく、3年連続で増収増益という結果に終わりそうである。

私個人の手腕というよりは、時代の趨勢が大きく味方をしているにすぎない。何をやるにしても基本的にはサボることが大好きな私は、日々目の前にあるタスクをヒィヒィ言いながら、こなし続けているだけだ。その結果が増収増益に落ち着いているだけ。

今は良くても来季がどうなるのかはよくわからないし、来月すらどうなるのかもいまいちわかっていない部分さえある。

no plan, no idea & no future.

それでもなお、目の前に山積みになっていることをぐぬぬぐぬぬと言いながら着実にクリアしていくということは、おそらく間違ってはいないだろう。一歩でも前に進むことが重要であり、結果はそこからしか生まれない。

そして、未来のことがわからない、というのは、本質的には誰しも同じなんだと思う。明日、来月、例年を変わらず送れるかだなんて、誰にもわからないことであるし、もしわかっているつもりならば、それは勘違いに違いない。

でも、わからない未来にどのように立ち向かうかについては、わからないことではなく、自分で決められることでもある。

その上で、起業するということは、どういうことかといえば、わからない未来、行き先が見えない道を選ぶとき、その道を自分から選んでいくことに他ならない。

それは即ち、「生殺与奪の権を他人に委ねるな」という、鬼滅の刃に登場する冨岡義勇の名言と同義であると思っている。

未来とは、運命とは与えられるものではなく、自ら切り拓いていくものなのだ。

その実感を持てるようになるまで、随分と時間がかかったようにも思うし、最初からわかっていたことのようにも思う。