私にとってのチバユウスケ

ミッシェルガンエレファントというバンドに対して、特別な強い思い入れがあったわけではないが、何も無かったわけでもない。90年代末をバンドの人として過ごしていた私としては、やはりチバユウスケは憧れの一人だったし、憧れというものを超えて、もはや崇拝するレベルのカリスマだった。

だって、誰よりも何よりも、あの、「がなる」「われる」「ダレる」声はかっこよかったし。まるでディストーションが効いてるみたいな声を聴いて、かっこええええええ!!!!って思わなかった人がいるならば、この星から出ていって欲しい。同じ時代にロックというものに触れてきた人たちは、その誰しもが彼に対して畏敬の念を感じていたんじゃなかろうか。

だから、早くして旅立ってしまったことに対しては、とてもショックで、彼の死を知ってからは、もうずっとミッシェルとThe Birthdayのリピートです。みんなそうだよね。

スラムダンクの映画が大ヒットして、そのかっこよさが今の若い人たちにも伝わったみたいだから良かったなあ、とは少しだけ思う。全然全く良くないけど。

私は秋から冬にかけては寒すぎて元気がなくなるので、今回さらに元気がなくなってしまったんだけど、自分が好きだったロックというものを改めて思い出すことができた。

で、私にとってのロックとは何かといえば、音楽のロックというジャンルに留まらず、それは概念でもあるし、情熱そのものでもあるし、自由そのものでもある。

そのロックは、今も私の根底にあって、誰にも負けない強い情熱というものを呼び起こしてくれる。何かに躓いた時には、ロックを思い出すのだ。その辺のマニュアル通りに生きてきたポンコツリーマンに、この覇道な俺様が負けるわけがない。

そんな気持ちを思い出させてくれて、どうもありがとうございました。どこかの惑星で、アベと二人で楽しんでるといいな。

noodlesワンマンライブ@下北沢Que

2022.12.11、下北沢のQueで行われたnoodlesのワンマンライブに行ってきた。Queで行われたnoodlesのワンマンには、少し前にも行った覚えがあるけれど、あれはいつのことだったろうか。まだドラムがAyumiさんだった頃だ。

今となってはnoodlesというバンドも、オリジナルメンバーはYokoさん、Ikunoさんだけになっている。以前はちゃん付けが妥当に思えたメンバー名も、もはや「ちゃん」と呼ぶのには色んな意味で厳しいものがあり、敬称として「さん」と書いているが、これはこれで違和感がある。気にしないでおこう。

長年聴いてきたという背景もあって、4人の頃の「ヌードルス」と比較してしまう。かつて私も3ピースのバンドというものをやっていたが、ギターが2本か1本かで当然ながら音圧も違うし、表現できる内容も異なってくるが、1本の場合はその1本の人の音の作り方やら、総じて技術力やらが前面に出てしまうと思う。

そういう意味では、今のnoodlesは、かつてのヌードルスとは別物で、衰えたと言って仕舞えば衰えている。また、ドラムに至っても、Ayumiさんのあのパワフルなドラムが無くなった分だけ、だいぶ寂しいものがある。

そしてYokoち・・Yokoさんの声も、以前に比べればだいぶ声量がなくなったように思えるし、艶感が消えてしまった。

なぜかIkunoさんだけずっと変わっていないように思えるが、どのバンドにも、ベースというポジションの人には、その点で共通する何かがあるような気がしていて、それがベースなんだということで納得感がある。

ここまでみると衰えただのなんだの批判的なことを書いているように見えてしまうが、全くそういうことが言いたいわけではない。

彼女らは、もう何十年もバンドを続けているのだ。普通に歳をとって、歳相応ながらにも今もまだかっこいい音楽を続けているnoodlesは、ずっとかっこいいのだ。聴衆側も年老いていく中で、懐古主義に若干なりながらも、やはり普遍的なかっこよさに惹かれる部分というものがあるからこそ、聴きにくるのであるし、また聴きに行きたいと思うし、安心する部分があるのだ。

だからこれからもずっと活動を続けてほしいなと思っている。聴く側もだいぶ年老いたので、仮に金銭的・経済的なサポートが必要になったとしても、そのあたりは余裕で賄えるんじゃないかとか、うちの会社がスポンサーになってライブとかしてもらえるんだろうかとか、変な邪推すらし始める感じもあるが、バンドをやっていた人ならわかる通り、バンドには、ミュージシャンには当然ながらプライドというものもあるので、これからも、ずっと、ほんの少しだけ遠い存在であり続けるだろうし、あり続けてもらいたいものだなと。

当日の曲について?それはもうメロウメタリカ一択ですね。

Airpods Proがキンキン言うようになったので修理に出した話

AirPods Proを装着しながら歩いていると、環境音を拾ってノイズキャンセリングをしている関係なのか、ヒスノイズみたいなキンキンした音が入るようになってしまった。ついでにBluetooth通信が不安定だったり挙動が怪しいので、genius barを予約して、一度調査してもらうことにした。

geniusっぽいジーニアスが応対してくれたのだが、現象を伝えると検査機で調査する、調査に10分ほどを要するとのことでお願いした。機械的なチェックを望んでいたので、期待通りである。

結果、左耳側で雑音エラー、両耳の可聴周波数テストでエラー、クオリティプログラムに準ずる問題とのことで、無償交換の対象になった。

ので、以下のような症状の方は一度ジーニアスに相談してみましょう。

  1. 歩いているときに両耳からキンキンと鳴る音が入る
  2. 左耳のイヤホンを触るとザザザッと音が入る
  3. 通話相手から音声が途切れたり、ノイズが入ってると言われる

上記3についてはAirPods側の問題ではなく、Bluetooth通信環境の問題や、通信先のPCのパフォーマンスに依存する問題かもしれない。

ちなみに修理する前に新規に買い直したので、AirPods Proが2つになったー

2021年11月11日に買ったもの

横山光輝の水滸伝6巻セット

中学校の頃に友人宅で読んだっきりなのだけれど、光栄の水滸伝をやっていた経緯もあって、登場人物たちのことはよく覚えてますね。天コウ星三十六星な武将はだいたいかっこいいという。下は知らん。北方謙三の書いた小説が有名ですけれど、ここはあえて横山光輝の漫画のほうを読みたいわけです。なお、水滸伝はあの三国志よりも前の連載作品ですぇ。

NIRVANA Nevermind 30th Anniversary Edition

Nevermind が1991年にリリースされてから早30年ということで、30年記念版がリリースされるわけです。知ってたけど予約していなかったという。25周年でも出していたので、これはもう完全にそういう商法でしかないものの、ファンは買ってしまうんですね。しかもファンも30年経てば、キッズからいい歳のおっさんになっていて金を持っているという。なんだかかつてThe Beatles界隈の似たような商品がやたら売られていた流れに似てなくはないねー。買っちゃうんですよ。

Andy Akiho: Ping Pong Concerto (world premiere) – 2015 MISA Closing Concert – YouTube

Andy Akiho: Ping Pong Concerto (world premiere) – 2015 MISA Closing Concert – YouTube
— 読み進める m.youtube.com/watch

ティンパニに頭を突っ込むティンパニ協奏曲もそうだが、この卓球をクラシックに取り入れている曲とか、現代音楽って興味深いなと思う。

でも最後にピンポン玉をぶち撒ける意味ってどんなもんなんだろうか。この所作は、どちらかというとロックに近く感じるよねえ。

永井真理子のデビュー31周年ライブは最高だった

先日、永井真理子(真理子様とかいうと別の人になっちゃうので以下含め敬称略)のライブに渋谷WWWまで行ってきた。なんでもその日がデビューした日で、今年でデビュー31周年になるのだとか。

永井真理子を知らない人は恐らく若い人だろう。40歳オーバーのおじさんおばさん世代で知らない人はいないくらい超有名な実力派女性ヒットシンガーで、代表曲は結婚式の定番曲ともなっていた「ZUTTO」、アニメのYAWARA主題歌として使われていた「ミラクル・ガール」、某TV番組のテーマ曲であった「ハートをWASH!」ほかにもCMソングとして使われていた「やさしくなりたい」等々、非常に名曲が多いシンガーである。なにより女性シンガーにしてはやや低音よりの声が素晴らしく、それに加えて当時は元気印で運動能力抜群なボーイッシュな雰囲気が人気だった。非常に実力派のシンガーであり、しっとりしたバラード曲でも、ノリの良いバンドサウンドでもどちらでも大ヒットをしていた。

しばらくヒット曲を連発後、永井真理子は彼女のバックバンドのギターを担当していた廣田コージと結婚、オーストラリアに移住し、音楽活動を休止していた。

僕は多感な時期に永井真理子のファンになり、その当時はリアルに3年くらい毎日毎晩彼女の曲しか聞いていない時期もあったのだが、その後思春期の反動かなにかでラウドでノイジーなロック(別名を雑音という)に急に傾倒してさらに自分でバンドを始めたりして、もはや永井真理子を聴くこともなくなっていた。

それからウン十年後に真理子様である。彼女がライブをやることを偶然に知ったのだ。どうやら昨年、歌手として大魔王バリの大復活を遂げたらしい。元気なんですかねーそういえば現役のころにライブ行けなかったなー(お金なかったし)。死ぬまでに一度リアルで会いたい人だなー聞きたいなーという気持ちで、発売日に全力でチケット購入を進めたところ、いい感じにセッションがつながりチケットを購入できた。ちなみに整理番号は8番だった。

前置きが長くなったが、そんなこんなを経て永井真理子である。2000年前後の永井真理子の曲も知らないし、新曲中心だったらあまりわからないけれど、でもそれでもいいやーと楽しみにしていたところ、一曲目から「White Communication」ですよ。名曲中の名曲。

もうね、ここから先はキモい文章になること間違いなしなので読まないでほしいんだけど、もう鳥肌ものですよ。音楽を聴いて鳥肌が立つってのは音楽好きな人の特権みたいですが、その後も「ハートをWASH!」やら「ミラクル・ガール」やら鳥肌連続大満足。どの曲もバンドアレンジ、凄く良いですね!!しかも夫婦で!!!てか前からそうだけど夫婦じゃん!!っていう。あと僕個人とても思い入れの深かった「Change」という曲があるのですが、その曲自身について彼女が今になって改めて思い入れが強い曲であるようで、それもうれしかったなー、勝手に。「23歳」を歌うウン十1歳のお姉さんが歌いながら感極まっていた時には、嫌味ではなく本当に自然と心から彼女を応援したくなりました。「23歳」は大人になった一人の社会人のノスタルジーみたいな、すごくいい曲だもんね。あと「Ready Steady Go!」とか今普通に聞いても胸が熱くなる名曲だし。

ということで会場には(良い意味で)部長みたいなおじさんと子供が成人してそうなおばさんしかいなかったんだけど、全員が全員、完全に往時もしくは現役のファンなんですよ。永井真理子がんばれ!みたいな一体感がものすごいし、それをリードできる永井真理子は、全然現役のシンガーなんだなと。ライブよかったーというのもあるんですが、なんだか安心しました。

そして改めて、彼女は450人クラスのホールでライブをやるような小さなアーティストじゃないなと。体力的にはアレだけど心はデビュー当時と同じくやる気満々との発言をご本人もされていらっしゃったので、もう一度重量級のヒット曲をリリースして、日本の停滞気味かつリサイクリングな音楽シーンに新たな活力を与えてほしいです。新曲のORANGEも非常に名曲でしたので、おそらく実現可能でしょう。

ということで引き続きワンマン中心にライブに行って応援したいと思います。
がんばれ、永井真理子!
超かわいいぞ永井真理子!(これはご本人が拡散希望していたのであえて掲載)

以下、時代を感じる曲たちをライブ映像にて。






クリス・ノヴォセリックと少年ナイフ

少年ナイフ

Facebookは当分ROMる(死語)ことを決め込んだのだが、今朝Facebookを見たら、クリス・ノヴォセリックが少年ナイフと写る懐かしの写真をアップしていた。

NIRVANAのメンバー全員と少年ナイフ。この写真がNIRVANA来日時かUKツアー時にに撮影されたものだろう。

少年ナイフは日本人のバンドで唯一NIRVANAと対バンをやったバンドでもある。その理由は、カート・コバーンが少年ナイフをお気に入りのバンドの一つとしていたからだ。セールスは及ばないものの、位置づけとしてはThe Vaselines に並んだと言っても過言ではない。少年ナイフはNIRVANAにカバーはしてもらってないが。

カートの死によるNIRVANAの事実上の解散後、Foo Fighters で自身の素晴らしい才能とそれを実現するバンドで世界的にファンを獲得したデイブ・グロールと異なり、クリス・ノヴォセリックは実験的な音楽をやるに留まった。

クリスは言わばNIRVANAの「Founder」でもあり、色々と入れ替わるメンバーの中では、最もカートと音楽の趣味趣向が合っていたように思う。

そんなクリスが何を思い、少年ナイフの写真をFacebookにアップしたのか。そして、もしカートが生きていたら(彼がおじさんになる姿は想像がつかないが)、今はどんな曲を作っていたのか。

やっぱり想像がつかないなあ。

秋の夜長にはこれを聴け

台風がきているがほぼ秋だ。秋といえば食欲の秋。そして夜長だ。やちょうではない、よながだ。

夜が長い(長く感じる)から夜長。日が沈んで次の日が昇るまでの時間が長いから夜長。安直にも夜長。一家に一台の夜長。

そんな秋の夜長には、是非この曲を聴いてほしい。キリンジの名曲、エイリアンズだ。別に秋のことをうたっているわけではない。合う。実に合うのだこの季節に。

あの頃を思い出してしまうファミコンBGM10選

私のようなファミコン世代ならば、あの頃を思い出してしまう名曲を10曲ほど選んでみました。どれも大好きな曲で未だに頭の中でたまに流れる曲なんですよ。子供の頃の記憶って偉大。

ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島 「第四章 ~となりむら~」

いきなりディスクシステムですが、まあファミコンということで。。この曲が好き過ぎて、この曲だけを聴きたいがために、サントラまで買ってしまいました。ストーリーもBGMも、まさに名作でしたね。

ドラゴンクエストIII 「勇者の挑戦」

いわゆるゾーマ戦のBGM。初めてこの曲を聴いたときにはその圧倒的な存在感に鳥肌が立った次第です。ドラクエIIIでのその他の鳥肌ポイントは、やはり穴から落ちて船に乗ってアレフガルドの大陸に上陸したときかなあ。

ゼルダの伝説 「地上」

またディスクシステムですが、もはや説明は要らないゼルダの伝説のテーマソングとも言うべきBGM。困難に対して勇ましく突き進むような、躍動感のあふれる名曲。

グーニーズ 「The Goonies “R” Good Enough」

まあファミコンBGMというよりはシンディ・ローパーの名曲なんですがw FC音源での曲の再現度が非常に高い名曲かなとの印象でして。

悪魔城ドラキュラ 「Vampire Killer「城内潜入」

この曲こそマジでシモン・ベルモント。鞭だけでよく戦えるよね。よく考えてみたらゲームタイトル、変じゃない?

影の伝説 「走!」

コナミ続きですが。何回姫を救い出してもまた連れ去られてしまうマヌー(死語)な主人公。この跳躍力の爽快感と、曲の疾走感のマッチが大変素晴らしい。

ファイナルファンタジーII 「パンデモニウム城」

未だに四人組の主人公ゲーにはフリオニール、レオンハルト、マリア、ガイと命名したい。自傷で鍛える斬新なゲームシステム、壮大な仲間死にまくりストーリー、泣けるBGMのFFIIですが、あえてこの曲を選びたいです。ようやくここまで来たか感。これやってないと名曲だと分からないのかも。

オホーツクに消ゆ 「第二部 場所移動2(第2部 網走~北浜~知床~ウトロ~etc)」

Bメロが良いんです。なお網走刑務所でニポポ人形買って感動したのが私。

信長の野望 戦国群雄伝 「群雄決起」

当時の光栄ゲーは、かの偉大な菅野よう子さんが作曲しており、本当に名曲ばかりでした。そんなファミコン時代の信長の野望の第二弾が戦国群雄伝。信長シリーズの名曲目白押しは武将風雲録に違いないのですが、ファミコンの信長シリーズならば、戦国群雄伝かなと。

MOTHER 全曲

名曲の塊みたいなゲームなので絞れず。音がテーマだもんね。この作品の感動はストーリーやゲームシステムもさることながら、BGMの良さです。そう考えてみれば、良い映画に似ているんですね。

番外編

愛は魔法、愛は物語、愛こそメロディー。

時代を感じるが歌唱力抜群な牧野アンナ女史。ふっかつのじゅもん、何度も間違えたよ・・。

のめりこんだよね。

このカセットかなり聞いてました。消えたプリンセス、すげぇ難しかったんだよなあ。。

 

最後に

この中におっさん、おばさんの好きな曲、ありました?これまとめてて分かったんだけど、ゲームの面白さがBGMに対して良い印象を持たせていることもあるだろうし、その逆もあるんだろうなと。なので良い曲だと思ったら、ぜひそのゲームを遣ってほしいです。でもディスクシステムだけ入手困難かな。

今日買ったもの:KORG ペダル式チューナー PB-01

こんにちば、ブログ付いている俺様です。

昨日スタジオ行ったんだが、約20年くらい使用していたチューナーがお亡くなりになりました。電池変えてもちゃんと動作しないんだよね、LEDはついているんだけど。ピカピカしやがりましてね。チューニングしようがない。

もうね、かれこれ20年も使えたんだから、完全に寿命だろうなと諦めている。チューナーさん、いままでありがとうございました。彼には本当にお世話になった。 “今日買ったもの:KORG ペダル式チューナー PB-01” の続きを読む