UK一人旅~too polite

はてさて、階段で昇ってはいけないRussell Square駅の階段を昇り、移動疲れを益々増幅する結果になったわけですが、夜遅くなるも(23時頃)、なんとかThe Harlingford Hotelに到着したわけです。

まずはチェックイン。ほんと、何度しゃべっても慣れない英語。そして英語でチェックインはよく考えてみたら初体験。フロントで「Bookingしてる?」て聞かれる。confirmationを見せながら2泊である旨を伝え、無事にチェックイン。

The Harlingford Hotelは小さなホテルで、増設しまくりの英国の典型的なB&B。内装はとっても綺麗でした。部屋は三階だというので、Lift(エレベータ)がないので階段で荷物を上げ、部屋に入る。鍵は部屋の鍵と、ホテルの玄関の鍵を渡されました。ともに古い形の鍵だけれど、一応オートロック。つまり、ホテルの入り口の出入りが鍵を持っていれば何時でも自由にできるタイプです。

フロントで「荷物持っていこうか?」と聞かれたけれど、大丈夫だろうと思って自分で持っていったら、階段がこれまた狭くて急で、増設に増設を重ねたのか、部屋が入り組んでいて複雑。でもこれはこれで味があって、とても素晴らしい。


部屋に入ったら、ツインのベッドがひとつにシングルのベッドがひとつ。TVは写りが悪いけれど1台。机・椅子のセットが一つ。床は若干傾き気味。シングルで予約したけれど、このホテルにはシングルの部屋がない。


洗面台が1台にシャワーボックス。シャワーボックスは結構狭い。ただ両方ともとても清潔感があり、アメニティとしてはシャンプーと石鹸があり。3階ということもあり、お湯の出は悪いけれど、浴びられないことはない(冬は寒いかも)。

とりあえず明日どーしよか、どこに行こうか?なんて考えながら、やや写りの悪い、そして何を言ってるのか意味がわからないTVをボーっと眺めていたところ、明日の朝ごはんが何時に何処なのかを聞き忘れたのを思い出したため、フロントへ聞きに行くことにした。

フロントに向かって左側にリーディングルーム(ラウンジともいう)があり、中には暖炉や絵、雑誌、そして座り心地のいいソファーがあって、至極居心地がいい空間になっている。先ほど、フロントにいた彼(名前はスティーブ)がそこで雑誌を読んでいた。

「明日のブレックファーストは何時から?」
と私が聞いたら
「7:00~9:00の間。ところで、よかったらワイン飲むか?」
と聞かれたので、喜んで応じることに。

その後、二人で飲み明かし。言語の壁というものは、想像よりも薄いものだった。

白ワインがなくなったら「このワイン知ってる?次はこれ飲もう!」てな具合にスティーブ(22歳)から赤ワインが。英国では1000円するタバコを僕に分けてくれたり、もちろん酒のお金をとるわけでもなく、あくまでサービス。本当にいい奴だ。

結局二人でワインを2本、タバコを3箱ほど空にしたわけだけれど、酒はともかくタバコは高いということを知っていた僕は、途中でタバコを遠慮した。そうしたらスティーブが、

「日本人は too polite だよ」

という。too politeとは直訳すれば礼儀正し過ぎる、という意味だけれど、この時の話の流れからしては、もっと自分自身の主張を強く出していいんだよ、という意味。彼は特に何の気もなしに言った言葉なんだろうけれど、その何気ない言葉は至極僕の心に響き渡る一言で、とても印象的だった。

その後、僕もスティーブもギターをやっているという共通点で話が盛り上がる。しばらくギター弾き語り合戦が展開。さすが?ニュージーランド人。ギター巧いでやんの。スティーブはギターが売っているストリートを教えてくれたり、推奨の観光地を教えてくれたりと、ロンドン滞在の楽しみがどんどん増え・・・気がついたら4時。明日の8時頃にモーニングコールよろしく!と伝え、部屋に戻ることに。戻る間際にスティーブが・・・


「ギター貸してあげるからさ、部屋で弾きなよ」と、アコギを貸してくれた。本当に何から何まで・・・いい奴だ。

ということで酔っ払いながら3階までアコギを持って上がり、部屋に入る。外はもう明るんでいた。アコギを少し弾きながら、こんな見ず知らずの異国のホテルでギターを弾いている自分がおかしく思い、また、ぜんぜん話せないと思っていた英語も伝えたい一心で話せば通じるんだということが確認できたことを嬉しく思い、そしてスティーブの何気ない「too polite」発言について真面目に考えながら・・・眠りについたのだった。

とても長い1日でした。