ジェネオン エンタテインメント (1999/01/22)
売り上げランキング: 90434
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1959年、バーモントにある全寮制の名門進学校にやって来た新任の英語教師。破天荒な授業を通して、詩の美しさや人生の素晴らしさを説く教師に惹かれていった生徒たちは、彼がかつて学生だった頃に作っていた“死せる詩人の会”という同好会を自分たちの手で復活させる。ドラマの背景となる、初秋から冬にかけてのニューイングランド地方の風景も美しい。
名門校の優等生たちが、一人の教師の教えを通して”今を生きる”ことの素晴らしさを学び、成長していく物語。
誰の言葉を用いるのでもなく、自ら言葉を生み出し、自らの考え方・意見を持つことがどれだけ大事なことなのか。学問は、一体何のための学問なのか。そういった非常に大事な部分を教えてくれる作品でもある。
ただ、自らの考え・意見を持ち、それを押し通すことは万人にとって良策ではなく、時に諸刃の剣ともなりえる行為でもある。思うとおりにいかないことは世の中にはたくさんあるし、考えを伝えたくても伝える勇気がなく、伝えられないこともあるだろう。その結果、最悪の事態をまねいてしまうことだってあるのだ。
でも、今を恐れ、単に手を拱いているだけでは何も変わらないのもまた事実である。勇気を持ち、自らを偽らずに信念に突き進む姿には、やはり素晴らしい輝きがあり、言葉に出来ない感動があり、”今を生きる”ことを実感させる。
ラストシーンがとても素晴らしい。よく”感動のラストシーン”といった陳腐な表現が使われるが、その言葉が一番似合う映画は本作かもしれない。
