レビュー:イコライザー

この映画を一言でいえば、最初から最後までデンゼル・ワシントンが100%クールに決めてくれるアクション映画なのだ。それ以上でもそれ以下でもない。デンゼル・ワシントン祭。

デンゼル・ワシントン演じる元CIAのロバートは、別名イコライザーと呼ばれる凄腕のスパイっぽい何か。リアルなアサシンクリードと言うべきか、あえて殺し方までこだわる姿には狂気さえ感じるが、私情、私念のために元CIAとしての許しを請いつつ殺しまくるので、実際サイコパスと呼ぶしかないまま、終焉を迎えて大団円である。

この手の映画では、主人公は一回は窮地に追い込まれるのが定石に違いないが、最初から最後までデンゼル・ワシントンは完璧なアサシンとして君臨し、単なる私情の延長線で諸悪を徹底的にぶっ潰す。ぶっ潰すどころではなく、それは殲滅戦であり、虐殺でもある。豊臣大阪城の外堀を完膚無きまで埋め尽くした徳川家康よろしくな徹底ぶりの最後には、観ている側としては苦笑いするしかない。

こんな映画あまりないでしょう、という意味で凄いものを見た感じがするし、デンゼル・ワシントンがずーっとカッコ良すぎるので、それだけでこの映画は最高なんだと思う。

久しぶりにストーリー性とかどうでもよく感じた映画。映画の本質とはなんだろうと考えさせられるような、そうでもないような。