レビュー:アップグレード(58点/100点)

当初のストーリー展開から、おおよその真犯人を想定できてしまう系の近未来アクション&サスペンス映画。だから最後は答え合わせになる。

ユニークだったのは、悪役の皆さんがコブラよろしく手に銃を埋め込んでいたところだ。物理的な弾をちゃんと装填している。

ナノテクまでを駆使しているのにも関わらず、腕の銃はアナログなのは設定としてどうかと思う。レーザーガンにしたらいいのに。なんなら目からビームを出すのでも良い。

でもスチームパンク的な要素としては腕ガンは採用したいところ。

ここからはネタバレだが、最終的にはコンピュータの勝利であり、主人公の意識をVRに閉じ込めたのはなかなか面白い。恐らくそのためだけに、スーパーハカーのシーンでVRゲームをやり続ける人間たちを出したのだろう。

リモート制御が及ばないように、物理的にコンソールを接続しルートキットを導入、権限奪取するという描写は、この手の映画のわりには正解に近いと思う。反面、認証が容易に突破されてる点は気になるところだった。

ステムさんは、このあたりの脆弱性を修正した方が良い。

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