当初のストーリー展開から、おおよその真犯人を想定できてしまう系の近未来アクション&サスペンス映画。だから最後は答え合わせになる。
ユニークだったのは、悪役の皆さんがコブラよろしく手に銃を埋め込んでいたところだ。物理的な弾をちゃんと装填している。
ナノテクまでを駆使しているのにも関わらず、腕の銃はアナログなのは設定としてどうかと思う。レーザーガンにしたらいいのに。なんなら目からビームを出すのでも良い。
でもスチームパンク的な要素としては腕ガンは採用したいところ。
ここからはネタバレだが、最終的にはコンピュータの勝利であり、主人公の意識をVRに閉じ込めたのはなかなか面白い。恐らくそのためだけに、スーパーハカーのシーンでVRゲームをやり続ける人間たちを出したのだろう。
リモート制御が及ばないように、物理的にコンソールを接続しルートキットを導入、権限奪取するという描写は、この手の映画のわりには正解に近いと思う。反面、認証が容易に突破されてる点は気になるところだった。
ステムさんは、このあたりの脆弱性を修正した方が良い。