労働者派遣に関わる諸問題についての所感

たまには世のためにも人のためにもならないエントリを書いてみる。そもそもそんな高尚なものを書こうってのがあつかましいな自分。

急激な景気の後退から派遣社員の解雇(そして正社員のリストラ)が急速に進んで問題になっているので、ちょっと所感でも。

  • 派遣は長居無用。職務経験をつけるものとして利用したほうがいい。食いつなぐために派遣やってはいけない。
  • 年齢が20代であれば派遣から転職して正社員は全然問題ない。
  • 30代以降で派遣からどこかの企業に正社員雇用されるには、仕事(職種)を選ばないで就職するか、起業するほかない。

以下、私の体験談をもとに上記の理由について述べてみる。

人様に説明するのが至極難儀なのであまり詳しく話をしていないんだけれど、まとめて書けば学生⇒ニート⇒学生⇒フリーター⇒派遣⇒正社員⇒社長⇒正社員・・・みたいな流れが私の職歴ですね(ニートや学生を職歴に含む場合)。

最終学歴はネタ的には学校はマサチューセッツ工科大学卒もしくはスタンフォード大、ペパーダイン大だって毎回嘘ついているんだけれど、誰も信じてくれる人はいないし、嘘だから信じられても困るわけで。実際の最終学歴はアレを含めばアレなんですが、自分の人生の中で人に教えたくないことのうちのベスト10に入るので、まあこの点には関わらないように。履歴書にはちゃんと本当のこと書いてるよ。

ということで、私もかつて派遣社員だった経験があるわけです。そもそも今の業界(コンピュータ関連)に入るための知識があるんじゃないかなって自信はあったんだけど、当時はバブル経済崩壊後の就職氷河期&リストラの嵐で、職安は大賑わい。今も不況だけど、恐らく今よりひどい有様。当然、中途採用において企業は即戦力を求めており、フリーターあがりで職歴がない人材なんか雇ってくれるような企業は全然ないわけで。自業自得とはいえ、さすがに焦ったもの。

それでも年齢が若かったのもあり、職安かビーイングかなにかでたぶん30数社くらい受けて(というか覚えていないくらい。当時はネットの求人サイトなんて殆どなかったよ、たぶん。)、門前払いやら最終面接で落とされるやらを繰り返し、結局2社だけ正社員でOKって言ってくれた会社があった。そのうち1社は中小の補聴器メーカー、もう1社はネットワーク工事の会社。でも結局両方断っちゃったんだよね。補聴器メーカーのほうは経営者がコンピュータやインターネットについて何の理解も示していなかったので経営者として先見性の面で信頼できなかったし、もう1社は経営者自身は信頼できそうな人だったけれど、私が求めていた職種はSEであってネットワーク工事ではなかったので。

そこまで来てから「未経験歓迎は業界未経験歓迎であって本当に未経験を歓迎しているわけではない」というごく当たり前ことや、「就職氷河期とはいえ若いうちは仕事は選ばなければかろうじて、ある。でも選ぶからこそフリーターやりながらバンドやら何やらを好き勝手にやってきたわけであって、今更次のステップを選ばないなんていう選択肢はない」ということに気がついた。気がついてから某メーカーであるF系の派遣会社に登録しにいって見つけてもらったのがコンシューマー向けサポートセンター。いわゆるサポセン。長居する場ではないのは重々承知していたので、ある程度働き、その業務自体を請け負っていた企業がエンドからの契約の更新に失敗した時点で派遣をやめた。実質半年くらいだったかな。その後は某企業、SIer、小さな商社、起業、諸々で今は普通に会社勤め。サポセン経験は意外と活きるものなので、これからIT絡みのお仕事をしたい、でも未経験って人にはお奨め。

派遣自体が悪いとはいわない。でも長居する場ではない。経験を得たり場つなぎ的に働くのにはいい。

とにかく、長居したら後戻りできない世界だと思うのです。