エジプトで毎日のように続く大規模なデモが起きて、結果それは革命とも言うべきものになった。30年もの長期に渡り政権を握っていたムバラク氏の圧政から、民衆は開放された。世界史で習ったフランス革命みたいな民衆主導の大革命。
これが結果として起きたこと。
で、僕はムバラクがどんな人物なのか、正直殆ど知らない。彼は何を成し、何を成さなかったのか。伝聞では独裁的な政治で国を私物化し、自らの富を蓄え、景気は停滞の一途を辿り、エジプトはかなり高い失業率になり、民衆の不満が爆発したということらしい。典型的ともいえる革命に至るパターンじゃないですか。
何がいいたいかというと、数の力は結局強いんだなと。どんな不正もどんな秩序も、どんな論理も結局数の力には敵わない。これが現代社会の礎でもある民主主義ってやつなんだろうけれど、なんだか良くもあり悪くもあるような、恐ろしいことのように思えるんだ。
今回のケースは伝え聞く限りでは正しい方向の革命なんだろう。でももし民衆の総意が、例えば煽動的な何かによって、間違えた方向に進んでいたらどうなるんだろう。大戦時のナチスとか、そんな類のものに。
だから周りの意見がどうとかじゃなく、テレビで報道されているからどうとかじゃなく、ネットで読んだからとかじゃなくて、自らの目で見て、自らの耳で聞いて、自ら考え、物事の本質をしっかり自分自身で掴めるようになること。そして誰もがそんなふうになれる社会を作ること。また、必ずしもそうなれない人を救う道も作ること。
難しいことだけれど、人口が増え続ける限りは、いつか実現しなければならない人類の命題だと思うんだ。
