永井真理子のデビュー31周年ライブは最高だった

先日、永井真理子(真理子様とかいうと別の人になっちゃうので以下含め敬称略)のライブに渋谷WWWまで行ってきた。なんでもその日がデビューした日で、今年でデビュー31周年になるのだとか。

永井真理子を知らない人は恐らく若い人だろう。40歳オーバーのおじさんおばさん世代で知らない人はいないくらい超有名な実力派女性ヒットシンガーで、代表曲は結婚式の定番曲ともなっていた「ZUTTO」、アニメのYAWARA主題歌として使われていた「ミラクル・ガール」、某TV番組のテーマ曲であった「ハートをWASH!」ほかにもCMソングとして使われていた「やさしくなりたい」等々、非常に名曲が多いシンガーである。なにより女性シンガーにしてはやや低音よりの声が素晴らしく、それに加えて当時は元気印で運動能力抜群なボーイッシュな雰囲気が人気だった。非常に実力派のシンガーであり、しっとりしたバラード曲でも、ノリの良いバンドサウンドでもどちらでも大ヒットをしていた。

しばらくヒット曲を連発後、永井真理子は彼女のバックバンドのギターを担当していた廣田コージと結婚、オーストラリアに移住し、音楽活動を休止していた。

僕は多感な時期に永井真理子のファンになり、その当時はリアルに3年くらい毎日毎晩彼女の曲しか聞いていない時期もあったのだが、その後思春期の反動かなにかでラウドでノイジーなロック(別名を雑音という)に急に傾倒してさらに自分でバンドを始めたりして、もはや永井真理子を聴くこともなくなっていた。

それからウン十年後に真理子様である。彼女がライブをやることを偶然に知ったのだ。どうやら昨年、歌手として大魔王バリの大復活を遂げたらしい。元気なんですかねーそういえば現役のころにライブ行けなかったなー(お金なかったし)。死ぬまでに一度リアルで会いたい人だなー聞きたいなーという気持ちで、発売日に全力でチケット購入を進めたところ、いい感じにセッションがつながりチケットを購入できた。ちなみに整理番号は8番だった。

前置きが長くなったが、そんなこんなを経て永井真理子である。2000年前後の永井真理子の曲も知らないし、新曲中心だったらあまりわからないけれど、でもそれでもいいやーと楽しみにしていたところ、一曲目から「White Communication」ですよ。名曲中の名曲。

もうね、ここから先はキモい文章になること間違いなしなので読まないでほしいんだけど、もう鳥肌ものですよ。音楽を聴いて鳥肌が立つってのは音楽好きな人の特権みたいですが、その後も「ハートをWASH!」やら「ミラクル・ガール」やら鳥肌連続大満足。どの曲もバンドアレンジ、凄く良いですね!!しかも夫婦で!!!てか前からそうだけど夫婦じゃん!!っていう。あと僕個人とても思い入れの深かった「Change」という曲があるのですが、その曲自身について彼女が今になって改めて思い入れが強い曲であるようで、それもうれしかったなー、勝手に。「23歳」を歌うウン十1歳のお姉さんが歌いながら感極まっていた時には、嫌味ではなく本当に自然と心から彼女を応援したくなりました。「23歳」は大人になった一人の社会人のノスタルジーみたいな、すごくいい曲だもんね。あと「Ready Steady Go!」とか今普通に聞いても胸が熱くなる名曲だし。

ということで会場には(良い意味で)部長みたいなおじさんと子供が成人してそうなおばさんしかいなかったんだけど、全員が全員、完全に往時もしくは現役のファンなんですよ。永井真理子がんばれ!みたいな一体感がものすごいし、それをリードできる永井真理子は、全然現役のシンガーなんだなと。ライブよかったーというのもあるんですが、なんだか安心しました。

そして改めて、彼女は450人クラスのホールでライブをやるような小さなアーティストじゃないなと。体力的にはアレだけど心はデビュー当時と同じくやる気満々との発言をご本人もされていらっしゃったので、もう一度重量級のヒット曲をリリースして、日本の停滞気味かつリサイクリングな音楽シーンに新たな活力を与えてほしいです。新曲のORANGEも非常に名曲でしたので、おそらく実現可能でしょう。

ということで引き続きワンマン中心にライブに行って応援したいと思います。
がんばれ、永井真理子!
超かわいいぞ永井真理子!(これはご本人が拡散希望していたのであえて掲載)

以下、時代を感じる曲たちをライブ映像にて。






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