高層ビルの13Fでは最先端技術を用いて仮想現実が開発されていた。それは仮想現実の世界に1937年のロサンゼルスを再現しようというもの。開発は成功したかに見えたが、開発者が殺人される事件が起きてしまう。仮想現実が内包する闇とは…
コンセプトが面白いチャレンジ作だとは思う。また、時代背景に合わせた映像へのこだわり、雰囲気作りもしっかりしていて、作品としてのデキは正直悪くはない。
でも、ストーリーはというと、これはちょっと惜しい。伏線が見え見えで、あまり驚きがないんだよね。登場人物もこの手の作品にしては少ないだろうし、どうも全員が魅力に欠けるため感情の移入のしどころがない。つまり引き込まれませんでした、と。
映画も仮想現実の一つと捉えるとしたら、引き込まれない仮想現実は、ただ映像流しているだけに過ぎない。厳しい世界ですね。