ボンバルディア DHC8-Q400に乗ってみた

ボンバルディアのプロペラ機に乗ったので諸々メモる。

まずボンバル機といえば国内でも過去に重大インシデントに相当する事故をいくつか起こしているため、正直乗りたいだなんて思っていなかった。しかし、松山空港から中部国際空港まで行くという予定ができてしまったので、まあやむを得ず乗ることになった。そしたら案外面白かった。

まずこの機体、客席よりも羽が上位にあるのだ。

そのため、どの席からも景色がよく見える。

あとプロペラ機はジェット機に比べ、離陸に必要な滑走距離が短い。あっというまに飛ぶ。13列目という羽の真下らへんの席で、タイヤが浮くところを眺めることができたのは面白かった。

そして羽の近くの席では、ブーンってな感じにプロペラの回る振動が伝わってくる。といっても、ものすごく気になるレベルの振動ではない。

また、プロペラ機は想定していた以上に低空を飛んだ。しかもその日は晴天、視界良好で景色が大変素晴らしかった。松山空港→中部国際空港のコースでは、四国の山々、紀伊半島の山々がこれでもかというくらい眺めることができる。

特に紀伊半島の山脈の尾根の連なりを眺めていると、筒井順慶やらこの界隈の戦国大名が、京の都に近い位置にいながら勢力を拡大できない理由もなんとなく妄想できた。当然に平野部が少ないため、多くの作物を育てることはできない。故に人口も少なく、経済的にも恵まれず、軍備にかける余裕は少なく、兵も集められなかったんだろうなと。

未だにこの地は秘境であるに違いない。過去に熊野古道にて雲取越えにチャレンジし、スズメバチに追いかけられたり得体の知れない何かを察知したり、熊野の山に神の存在を感じたりとスピリチュアルな体験をしたことを思い出した。まあその当時は二日酔いだったんだろうけど。

ちなみにこのフライトのルートでは、ちょうど十津川村あたりの上空も飛ぶ。色んな意味で胸熱である。

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